兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

大阪地裁、暴力教師に有罪判決言い渡す

[ 2011/08/07 11:14 ]
 8月5日付産経新聞に、以下の記事がありました。

女子高生に全治246日の体罰 元教諭に有罪判決

 大阪信愛女学院高校(大阪市城東区)の部活動中に当時3年生だった女性
(19)へ体罰を加え、全治246日間の重傷を負わせたとして、傷害罪に
問われた同校の元教諭でバスケットボール部顧問だった西弘二被告(35)の
判決公判が4日、大阪地裁であった。
 三村三緒裁判官は「行きすぎた指導で、罰金刑にとどまるものではない」
として、懲役10月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。
 女性側は今後、損害賠償を求め提訴することも検討している。
 文部科学省生徒指導企画係は「全治246日間というのは聞いたことがない。
ただ、期間の長短にかかわらず体罰そのものが許されない。今回の事案は大変遺憾」
としている。

 判決によると、西被告は平成21年8月11日、遠征中の島根県松江市で
女性の態度に立腹して左手を蹴り、全治246日間の骨折を負わせた。
 女性の母親(49)によると、女性は手の甲に金属プレートを入れるなど
これまで3度の手術を受け、現在も手を使うスポーツはできないという。

 大阪信愛女学院高校の話「判決を真摯に受け止め、再発防止に努めたい」


 当ブログ2010年5月31日付記事にも記載しましたが、学校では「指導」の
名を借りた教師による暴行事件が、いまもなお頻発しています。
 そして学校関係者は暴力行為を「熱心なあまり」として擁護し、正当化しようと
するのが常套手段です。
 こうした風潮に大阪地裁はくさびを打ち込んだのであり、高く評価すべき判決、
と判断しています。

 一方、あらたにす
http://allatanys.jp
の11年7月25日付「新聞案内人」で勝方信一氏が、「もしドラと教育目標」
というコラムを書いています。
 このなかで、京都市立小中一貫校が教育目標として
「社会で許されないことは学校でも許されないという、社会の規範に基づく
生徒指導をすすめる学校」
を掲げていることを紹介しています。

 揚げ足を取るようで申し訳ないですが、
「社会で許されないことは、学校でも許されない」
ということは、生徒たちより先に先生たちに徹底すべきことでしょう。

 先生たちが、担任するクラスや顧問を務める部活動を「小さな王国」として
暴言と暴力をもって支配し、管理職や保護者の意見にも耳を貸すこともない
という事例は、けっしてまれなものではありません。
 教師が学校外で、市民に対して暴力行為を働いたならば、暴行傷害容疑で
逮捕起訴されるのは言うまでもないことです。
 それがなぜか学校の中で、生徒に対して暴言を吐き、暴行を加えることは
「生徒指導の一環」として許容されてきたのです。

 こうした環境で何年も過ごせば、教師が勘違いするのもむべなるかな。
 そして教師の態度が生徒たちに影響を与え、いじめや暴力の横行を生む
土壌を温存しているのです。
 「学校の常識は世間の非常識」と揶揄されるのも無理からぬことですが、
しかしこうした状況を見て見ぬふりをして、長年にわたって放置してきた
保護者や行政に、そして世論にも責任の一端はあるのではないでしょうか?

 学校は安心安全で、生徒たちが心身ともに健康に成長すべき場所、
でなければならないのです。
 いまこそ意識と行動を見直すべきときです。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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