兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

第6回口頭弁論

[ 2011/05/26 08:55 ]
 第6回口頭弁論は2011年5月24日午後1時20分から
神戸地裁204号法廷で行われました。
 今回も傍聴席に入りきれず廊下に立っていた方もいらっしゃったほどで、
口頭弁論終了後の報告集会には50人近い支援者が参集しました。

 被告・兵庫県は、リサさんが倒れたのはウイルス性心筋炎によるものとし、
依然「熱中症ではない」すなわちリサさん自身とご両親の健康管理に問題が
あったためで、安全配慮義務違反には相当しない、との立場を崩していません。

 これに対し原告は、搬送時の医療データをあらためて検証した結果、
肝機能や腎機能も著しく低下していたこと、すなわち熱中症にみられる
典型的な症状がリサさんにもあったことを指摘したうえで
「熱中症が心筋炎を引き起こし、心機能が不全となったために拍動が一時停止
した。これによって血行障害が起こり、低酸素脳症を発するに至った」
との見解をまとめた意見書を提出しました。
 今後は、なぜリサさんが倒れたのか?という根本的な原因を究明するための
医学的な所見が、まさに主たる争点となります。

 また被告補助参加人・東京海上日動火災保険は
「リハビリをしても機能回復は見込めない」
として、リハビリにかかる費用は不要との非人道的主張を繰り返しています。
 これに対して原告は、
「若年者であるリサさんには、データ的にも機能回復の兆しがみられる。
リハビリは一生涯にわたって行うべきもの」
と主張しています。

 この日は朝のうちは雨模様でしたが徐々に天候が回復し、午後には青空が
広がって強い日差しがまぶしいほどでした。
 まさに4年前の5月24日。
 リサさんが倒れた、あの悲しい日と同じような気象条件になりました。

 報告集会では、これまで人前では涙を見せないように努めていたリサ母も、
家族にとって忘れることができない日となった「5月24日」を迎えたことで
言葉を詰まらせながら
「娘はわたしたちの第一子として元気に生まれてきて、大事に育ててきました。
 やさしい子に成長し、高校でもテニス部の練習に熱心に取り組む一方で、
『将来はキャビン・アテンダントになって世界中を飛び回りたい!』と夢を語り、
特に英語に力を入れて勉強していました。
 ふだんは過去を振り返る余裕もなく、24時間介護に明け暮れる毎日ですが、
娘の夢を奪った5月24日が近づいてくると、当時のことを鮮明に思い出し、
あまりのくやしさに胸が張り裂けそうになります。
 事故の調査も検証も説明も謝罪もしない、再発防止策さえ作成しない。
 生徒の命を軽んじ、安全対策を講じないまま、校長の保身と出世のために
組織ぐるみで奔走する姿は、あまりにも残念です」
と訴えました。

 リサ父は
「『幸せ』とは、なにか特別な幸運に恵まれることだと思っていました。
 しかしいまは、日々を平穏に過ごせることこそが、なにより『幸せ』なのだ、
という思いをかみしめています。
 たくさんの方に支えられ、励まされ、どうにか生きていけるのだ、と実感
しています」
と感謝の気持ちを述べました。

 第7回口頭弁論は8月2日午後1時20分@神戸地裁204号法廷です。
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同じ思い。
裁判には2回しか応援に行けていませんが、同じ立場の人間としていつも心は側で応援しています。本来天真爛漫な私が今は息子の同級生の輝かしい成長を見ながら、妬みひがみの毎日を送りながら涙を流す毎日を送っています。年々心が沈んで笑顔が少なくなってきます。ただ、そんな私の側で息子が天真爛漫な笑顔で居てくれるのが、生きる事に疲れた私を救ってくれています。悩み辛さなんて聞くばかりで言った事ない私には人にこの思いを相談する事が出来ません・・・。こうしてメールにて思いを言うだけでも少しは心が晴れます・・。りさちゃんのパパとはメールにて思いを話したりしました。また、自宅へお邪魔させて頂く事も話しています。ただ、最近ひどく精神的に不安定が続いていまして、なかなかメールも出来ていない状態です。この3月に主人が飲食店を始めまして、なかなか応援にいけてなくて申し訳ありません。また、時間が許す限り応援に参加したいと思っています。この同じ立場の人同士の繋がりは本当に大切にしていきたいとい思っています。
[ 2011/06/05 15:18 ] [ 編集 ]
せつみ様
 コメントありがとうございました。
 24時間・365日の介護生活によって生じる体力的・精神的・経済的負担は、
まさに想像を絶するものです。
 せつみ様も心身ともにお疲れがたまっていることと拝察いたします。
 どうかくれぐれもご自愛ください。

 部活動の合宿中に発生した事故で、高1のお嬢さんを亡くされたお父さんが
「学校とは安心安全で、生徒たちが心身ともに健康に成長すべき場所。そして
元気で保護者のもとに帰すべき場所でなければならない」
とおっしゃっています。
 まさにそのとおりです。

 リサさんのご両親も、龍野高校には
「安心安全で、すべての生徒を大事にする学び舎になってほしい」
と強く願っていらっしゃいます。
 この切なる願いに真剣に向き合い、具体的な行動にあらわすことこそが
誠意ある対応です。

 生徒の安全を守ることを最優先に考えるのは当然のことであり、これを怠るなど
「かけがえのない、ひとの命を預かっている」という意識に欠けるもの、
といわざるを得ません。
 龍野高校には体質改善が不可欠であり、意識改革が必要だと訴え続けます。
 今後とも何卒よろしくお願いいたします。
[ 2011/06/13 20:36 ] [ 編集 ]
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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