兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

情報開示について(その3)

[ 2011/04/20 22:51 ]
 大阪府立高1年(当時)の男子生徒が、同学年の生徒たちから
いじめにあい、自殺したという事件があります。
 ご両親は学校設置者である大阪府を相手取って損害賠償請求訴訟を
提訴し、現在も係争中です。

 学校は生徒を対象に聴き取り調査を実施しましたが、内容については
ご両親には開示していません。
 これについて大阪地裁は10年6月、一部開示を認めるとの決定を
下しましたが、11年4月、大阪高裁は全面不開示が妥当として
大阪地裁の判断を覆しました。
 ご両親はこれを不服として、最高裁に即時抗告しました。

 11年4月20日付朝日新聞で、弘中惇一郎弁護士が検察について
「検察官は公益の代表者だからこそ、捜索・押収・逮捕などの権限を
与えられているが、これは検察がゲームに勝つために与えられている
のではない。証拠をまるで私物のように、これは都合が悪いから
出さないとか、勝手に決めていいはずがない」
と指摘していますが、学校もまったく同じです。

 学校はだれのためにあるのか?
 学校はなんのためにあるのか?
 けっして教師の雇用を確保し、彼らの生活を保障するためにあるのでは
ありません。

 教育の目的とは、自分で考え判断し行動し、結果に対して自ら責任を負う
という自立した人格を涵養することです。
 ところが教師たちは、自分たちの都合とメンツを優先しています。
 正義とはなにか?という命題に向き合うことも、責任を取ることもせず
ひたすら逃げ回っているだけです。
 実に卑怯で卑劣と指摘せざるを得ませんし、教育の目的とはまさに正反対
の対応に終始しているのです。

 こうした教育現場と教育行政の体たらくに、司法がお墨付きを与えて
しまっているのです。
 まったく嘆かわしい限りです。
 最高裁がどのような判断を下すか、当ブログでも引き続きお知らせしたいと
思っています。

 なお学校の無責任な対応につきましては、その実例のいくつかを拙著
『ファウストの系譜』(文芸社)にまとめました。
 こちらもご参照いただけましたら幸いです。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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