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兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

大分県立支援学校死亡事故、証人尋問始まる(その3)

[ 2022/04/25 17:50 ]
 3人目に出廷したのは、被告でもある当時の担任女性教諭でした。
 「精いっぱいのことはしたつもりだが、いのちを奪う結果になった
ことは申し訳ない」と謝罪しました。
 しかし、「郁香さんの咀嚼機能に障害があると聞いたことはない」とし、
自身が食事介助したときには、「ほとんど食べてくれなかった」と
述べました。
 このため限られた時間内で完食できるように、所定の7~8割程度に
まで食事量を削減しており、その結果「郁香さんは中学部在籍中に比べ、
身長は伸びていたが体重は減っていた」と原告弁護団は指摘しています。
 この措置について、女性教諭は「完食することが達成感につながる。
教育的配慮として望ましいものと考えていた」と述べました。

 大分県教委が設置した事故調査委員会がまとめた事故報告書には、
女性教諭自身が「郁香さんは食べものを口の中にかきこんで、十分に
咀嚼しないまま飲み込む」と供述した旨が記載されている、と
原告弁護団から指摘されても、
「そう書いてあるのなら、そう話したのでしょう」と答えるにとどまり、
事故発生時やその後の対応についての質問には「覚えていない」
「記憶にない」と繰り返すばかりでした。

 こうした尋問内容について、母親の香織さんは
「具体的な証言のうえでの謝罪ではなかったので、なにに謝罪しているの?
という思いなのが正直なところ」と、失望感をあらわにしました。
 閉廷後、原告弁護団は
「校長以下、学校の管理体制に問題があったと認識しているが、教諭2人の
証言からは、再発防止のためにどうすべきなのか、という思いが伝わって
こなかった」
と批判したうえで、
「担任教諭ひとりに責任を押しつけて幕引きを図るようなことがあっては
いけない。起きてはいけない事故を起こしてしまったのだから、事故から
教訓を得て二度と同じような事故を起こさないことが、せめてもの誠意だ」
と述べました。
 次回は22年5月27日10時00分から、当時の校長と養護教諭2人が
出廷します。
 養護教諭2人は、郁香さんが倒れた音を聞いて現場に駆け付けたものの、
救急救命措置をとらなかったことが明らかになっています。
 このため両親は、2人には重大な過失があったとして損害賠償を
求めています。
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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