兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

学校の責任について(その2)

[ 2011/02/09 15:18 ]
 2月8日付朝日新聞に、福地茂雄・NHK前会長のインタビュー記事が掲載されてます。
 このなかで福地氏が会長就任後に
「理事の個室を廃止し、会長室も開けっ放しにする」という改革を実施したことが
語られています。
 取材した丸山玄則記者は、アサヒビール会長だった福地氏が
「NHKが一番必要としていた伸び伸びした空気」を持ち込んだとし、
「組織はトップで変わる、と実感した」ということばで、記事を結んでいます。

 一方、学校はというと旧態依然。
 09年2月24日付毎日新聞「記者の目」で三木陽介記者が
「問題があるとされる学校へ取材に行くと、校長室以外に案内してくれることはまれ」で、
「問題を学校内で抱え込んで隠そうとする体質が強く感じられる」
と指摘しているとおりです。

 問題を内部に抱え込んで隠蔽して、それが生徒たちにとっていったいどのようなメリットが
あるというのでしょうか?
 なるほど校長以下、教師たちのメンツや立場を守るという意味ではメリットがあるかも
しれませんが、
「学校はだれのためにあるのか?」
「学校はなんのためにあるのか?」
という原点に立ち戻って考えれば、答えはおのずから明らかではないでしょうか。

 龍野高校はもとより、「問題などひとつもない」と言い切れる学校はありません。
 もしそう言い切る教師がいたら、それは現状から目をそらしているにすぎません。
 多くの企業が「不断の改革」を謳っているのは、状況は刻々変化するものであり、
「いまは順調で問題はない」と驕った瞬間に変化への対応力を失う、という緊張感を
持っているからにほかなりません。

 学校、特に龍野高校のように「生徒のいのちを守ることが最優先」という意識が
薄弱な学校には、徹底した意識改革が急務です。
 それは、当ブログでも繰り返し指摘していますが
「ひとりの生徒を大事にしない学校が、すべての生徒を大事にできるはずがない」
からだと、あらためて強調しておきます。

 なお龍野高校のK校長は本年度末で定年退職の予定と伺っています。
 校長在職中に、ぜひご意見を承りたく存じます。
 ご多用中、お手数をおかけして恐縮ですが、ご自身のお考えをお知らせください
ますよう、衷心よりお願い申しあげます。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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