兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

全国学校事故・事件を語る会、シンポジウムを開催(その3)

[ 2018/06/11 09:03 ]
 16年7月26日に発生した山口県立高いじめ自死事件、
15年9月27日に発生した都立小山台高いじめ自死事件については、
いずれも形式的には「学校事故対応に関する指針」に基づいて
調査委員会が設置され、報告書が公表されてはいます。
 しかし二人の母親は、「保護者の理解を得られるものとはほど遠い」
と訴え、不信感をあらわにしました。

 山口県の母親は、教員への事情聴取を行ったのは調査委員ではなく、
事務局を務めた県教委職員だったことが明らかになっており、いわば
身内によるお手盛り調査だった可能性が高いこと。
 「報告書の記載内容を口外しない」という誓約書への署名捺印が
なければ報告書は渡さない、という理不尽な条件を突きつけられたことを
明らかにし、
「なぜこんな悲劇が起きたのか?という問いに対する答えは、
何も得られないままだ」
と訴えました。
 17年10月に公表された報告書は「事実認定が不明確で、納得できない」
として村岡嗣政・山口県知事に申し入れた結果、知事は17年12月27日に
再調査を行うと発表し、知事部局直属の組織として新たな調査委が設置
されることになりました。
 母親は、
「今度こそ真相解明されることを望んでいる」
と期待を表明しました。

 東京都の母親は
「学校が悪いと言っているのではない。ただきちんと調査してほしいと
お願いしてきたが、それらはすべて裏切られた」
としたうえで、
「調査委が入手した基礎資料は保護者に提示されないまま。
これではいかなる資料を基に、どのような結果を導き出したのかが
わからないので、見せてほしいと要望したが、報告書の記載を読めば
十分だろうと言われた」
「都教委職員から複数回にわたって怒鳴られ、恫喝されたが、
これらの事実は報告書には記載されていない」
と訴えました。
 母親によると17年9月22日、小池百合子・東京都知事に再調査を
依頼しましたが、今日に至るまで再調査を実施するか否かの結論は
出ていないとのことです。

 「学校事故対応に関する指針」は被害者・家族と、学校・および
学校設置者の仲介役となるコーディネーター制度の導入についても
明記していますが、広島大も山口県も東京都もコーディネーターを
置いていません。
 17年12月8日、内海氏と宮脇氏が三谷卓也・文科省初等中等教育局
健康教育・食育課長らと面談しましたが、半年たってもなお
「学校事故対応に関する指針」が現場レベルにおいて徹底されているとは
言いがたい実態が改めて浮き彫りになりました。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201712-6.html


(この項、つづく)
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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