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兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

学校事故事件の事後対応における問題点について

[ 2018/02/06 09:00 ]
 朝日新聞は2018年1月30日から5日間、「小さないのち 悲しみと歩む」
とのタイトルで特集記事を連載しました。
 1月31日付紙面では、さいたま市立日進小6年生だった桐田明日香さんが
11年9月29日、駅伝メンバーを決めるための選考会で1000mを走り切った
直後に倒れて翌日死亡した事故と、その事後対応について取り上げています。
https://digital.asahi.com/articles/ASL1Z00FQL1YUUPI00D.html

 また2月2日付紙面では、10年6月7日、同学年の男子生徒4人から執拗な
いじめを受け、川崎市内の自宅トイレで硫化水素ガスを発生させて自死した
篠原真矢くん(当時中3)に関する記事。
https://digital.asahi.com/articles/ASL165V24L16UTIL01N.html

 さらに2月3日付紙面では、12年12月に発生した大阪市立桜宮高男子
バスケットボール部員の自死事案をめぐる記事を掲載しています。
https://digital.asahi.com/articles/ASL195QRVL19UUPI003.html
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201710-5.html

 さいたま市は、桐淵博教育長(当時)が真摯に対応した結果、遺族との
信頼関係が構築できました。
 その結果、明日香さんの母・寿子さんは
「さいたま市教委とは『想い』を共有している」
と述べています。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201507-3.html

 桐淵氏の姿勢は、名古屋市立向陽高および名古屋市教委の対応と軌を一に
するものです。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201712-3.html

 名古屋市教委スポーツ振興課の小川博通・指導主事(当時)は15年11月10日、
文部科学省の「学校事故対応に関する調査研究」有識者会議終了後、
わたしの取材に応じ、学校管理下で事故が発生した際の事後対応について
「校長がまず謝罪し、言い訳をしないこと。最初にボタンをかけちがうと、保護者
との信頼関係を修復することはきわめて難しい」
と述べています。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201511-1.html

 これは、川崎市教委職員が篠原真矢さんの遺族に向き合った姿勢とも通底
するものです。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201712-2.html

 こうした事案が特筆されているのは、事実を隠蔽し被害者家族と向き合わない
教員や教委関係者が多数を占めているという、由々しき状況があるからこそ
といえます。
 そしてさいたま市や名古屋市、川崎市に見られた事後対応の実例も
「人事異動によって偶然、遺族に寄り添う人材が在籍していただけ」
であったのならば、
「将来において同様の事案が発生した際、同様の対応が期待できるかといえば、
はなはだ心もとない」
と言わざるを得ません。

 「全国学校事故・事件を語る会」の代表世話人、内海千春氏は
「学校に調査能力はあるし、これを過小評価すべきではない」
としたうえで、
「謝って済むことなら、教員がきちんと調査し保護者にも報告するが、謝って済まない
ことが発生したら『なかったことにしてしまおう』という圧力が働き、教員が思考停止
状態に陥っている。
 教員間で議論し、当事者意識をもって思考しなければ、解決は望むべくもない」
と指摘しています。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201708-1.html
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201712-6.html
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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