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兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

秋田県知事と兵庫県知事の資質の違いについて

[ 2017/11/29 07:36 ]
 2017年11月28日付河北新報は

 秋田県立能代松陽高で14年度と15年度に女子生徒が所属する運動部の
部員からいじめを受けた問題で、佐竹敬久知事は27日、被害女性の請求を
認め、同校と県教委の対応に関して再調査することを決めた。同日の定例
記者会見で明らかにした。
 女性は、県教委の第三者委員会が16年7月に公表した報告書を
「いじめ被害の実態解明が不十分だ」などとし、今年7月にいじめ防止対策
推進法に基づく再調査を請求。県は再調査の必要性の有無を検討してきた。
(中略)
 佐竹知事は「被害者の主張をより真摯に受け止めたい。再調査で学校の
対応に瑕疵があれば、今後の参考事例にしていきたい」と話した。
(後略)

と伝えています。

 秋田県はいじめという重大な人権侵害事案が発生したという事実に基づき、
第三者委を設置して調査を行いましたが、その内容が不十分だとの当事者の
意見を尊重し、再調査を行うと決定しました。
 佐竹知事は同日の記者会見で
「弱い立場にある人の言い分をより真摯に受け止める」
とも述べています。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6015341801.html
 佐竹知事の英断に敬意を表します。

 ひるがえって兵庫県。
 07年5月24日、龍野高女子テニス部の練習中に発生した事故について
調査していませんし、第三者委の設置も拒否したまま今日に至っています。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201212-6.html

 リサさんの母親は裁判で陳述し、
「娘は事故当時16歳。進学して将来はキャビン・アテンダントになりたいという
夢を語っていました。恋をして、結婚もして、子育てもしたかっただろうに、
その無念を思うと胸が張り裂けそうになります」
と涙ながらに訴えました。
 この言葉が、なぜ兵庫県教委に届かないのか?大いに疑問です。
 
 熱中症は予防できるものです。
 しかし同部顧問(当時)の三木教郎教諭が、適切な予防策を講じることを
怠ったため、不幸にして事故が発生してしまいました。
 これが重大な人権侵害であることは論を俟ちませんが、それでも兵庫県は
重い腰を上げようとしていません。
 石原元秀校長(同)に至っては、12年12月7日、神戸地裁で行われた
証人尋問において
「原因究明が再発防止につながるとは思わない」
と驚くべき発言をして傍聴席を唖然とさせましたが、兵庫県はこれを追認して
いるのが現状です。
 秋田県との対応の違いには言葉を失いますし、なぜ兵庫県は行動に
移さないのか?その理由はまったくわかりません。

 一方、17年11月28日付神戸新聞によると、同年2月に神戸市の私立高
2年生(同)の女子生徒がいじめを苦に自殺を図ったことについて、
井戸敏三知事は11月27日の定例記者会見で
「いじめへの対応は、できるだけ多くの関係者と情報共有していくことが不可欠。
周知徹底していく」
と話したということです。

 学校管理下で行われる部活動の練習中に発生した熱中症事故について、
「できるだけ多くの関係者と情報共有していくことが不可欠」
であることは言うまでもないことですし、事故発生に至る機序を調査し、
全容を解明したうえで実効性ある再発防止策を打ち出し、これを関係者に
「周知徹底していく」
ことは、県民の身体生命の安全を守ることを第一義とする知事として当然
果たすべき責務であり、リサさんと両親に対して示すべき最低限の誠意です。
 裁判は終結しましたが、事故は終わっていません。

 そして、17年11月14日付神戸新聞は

 兵庫県内の小中学校で15、16年度に起きた組み体操の事故件数が、
2年連続で全国最多だったことが13日、大阪経済大の西山豊教授(数学)の
調査で分かった。15年度は857件(うち骨折265件)、国や県が安全対策を
強化した16年度もなお601件(同173件)に上った。児童生徒1万人に対する
負傷率も47都道府県中、15年度が1位、16年度2位となっており、さらなる
対策が求められている実態が浮き彫りになった。(後略)

と伝えています。
 部活動と組み体操は形式こそ異なりますが、生徒たちの安全に対する
配慮が十分ではない、という点において一致しています。
 兵庫県には早急な対策を求めます。
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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