兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

世田谷区立小組み体操事故、第4回進行協議

[ 2017/11/05 09:00 ]
 2014年4月14日、組み体操の練習中に発生した事故で脳脊髄液減少症を
発症した東京都世田谷区立武蔵丘小6年生(当時)男子と両親が、担任の
男性教諭(同)と世田谷区に損害賠償を求めている裁判で17年10月6日、
4回目となる弁論準備が非公開で行われました

 両親によると、
「世田谷区が男子生徒に対して正式に謝罪すること」、
「和解文書に事故防止への取り組みと、事故が起こった際の対応について
明記すること」、
「校長が作成した事故報告書と、原告が作成した反論書を同時に閲覧できる
状態にすること」
を条件に、和解することで合意した、とのことです。
 両親は
「この合意内容によって事故がなくなるとも、事故後の対応が万全になるとも
思ってはいないが、少なくともこれまでよりは安全に対する意識が高くなる
だろうし、万が一事故が起こった際も息子が事故に遭ったときのような対応は
できなくなる、との思いを込めて話し合ってきた。
 世田谷区議会の承認手続きを経なければならないので、正式に和解が成立
するのは12月になる見通しだ」
としたうえで、
「ここまで来られたのも、皆様のご指導と応援があったからだと、大変感謝して
おります。本当に有難うございました」
という支援者へのメッセージを発しています。

 男性教諭については、あくまで謝罪はできないという態度を崩さなかったため、
和解は不成立に終わりました。
 両親は
「いまだに嘘をつきとおし、国家賠償法を隠れ蓑に逃げている者に対して、
戦いを続けることは無駄だと判断しました」
として、提訴を取り下げるという苦渋の決断をしたことを明らかにし、
「息子はまだ心身ともに元に戻ったわけではありませんが、来年度から高校に
進学しますので、これで区切りをつけたいと思います」
とコメントしています。

 男性教諭の不適切な指導がなければ事故に遭うこともなく、当然のことながら
脳脊髄液減少症という重篤な後遺障害に苦しむこともなかった男子生徒に思いを
はせることもなく、自ら責めを負うこともないばかりか、謝罪さえ拒否し続ける
男性教諭の姿勢には大いに疑問がありますし、教諭の不誠実きわまりない
対応を是認し、謝罪するよう指示することもなかった世田谷区の態度にも
失望を禁じ得ません。
 武蔵丘小と世田谷区教委が、不幸にして起きてしまった事故から得た教訓を
風化させないことで、最低限の誠意を見せるよう期待してやみません。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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