兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

日体大研修会&「指導死」シンポジウム(その2)

[ 2017/10/17 17:29 ]
 日体大研修会では、約250人の学生と約40人の市民に向かって、
リサさんの父が自身の体験を語りました。

 リサさんが熱中症で倒れた07年5月24日、龍野高女子テニス部顧問(当時)の
三木教郎教諭が詳細な練習メニューを作成して、主将だったリサさんに指示して
いながら、石原元秀校長(同)が保護者に対して「練習内容を作成したのはリサさん」
と虚偽の説明をしていたこと。
 学校管理下で行われていた部活動の練習中に発生した事故であるにもかかわらず、
石原氏が「学校に責任はない」と言い切り、「健康管理は家庭の責任」と切り捨て、
事故発生に至る機序について調査していないのに「学校の対応に瑕疵はない」
と強弁し、挙句の果てには持病説まででっちあげたため、家族が深刻な風評被害を
受けたことを聴衆に伝えました。

 また三木教諭が作成した練習メニューには、休憩や給水に関する指示がなかったとし、
「この点について尋ねたところ 、『校舎建て替え工事のために校内のコートが使えず、
市営コートを借りて練習していた。費用が発生するので、休憩するのはもったいない』
と答えた」
ことや、石原氏の後任である清重安男・元校長が
「スポーツに事故はつきもの」
と、平然と言い切ったことを明らかにしました。

 そのうえで、
「科学的な知見に基づいた合理的な指導法でなくてはいけないのに、経験と勘に
頼り、無知で無理を強いる指導者がいる。
 安全は多くの失敗や犠牲の上に成り立っている。過去の失敗に学ばなければ、
悲しい事故は繰り返される。
 日体生の皆さんは多くが教員志望だと聞いているが、教員も事故を起こそうと
思って起こしているわけではない。
 事故情報を教訓として共有し、スポーツ特有の危険性を理解し、安全に配慮して、
安心して子どもたちを任せられる指導者として携わっていただきたい」
と訴えました。


(この項、つづく)
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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