兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

神戸地裁、教師に安全配慮求める判決

[ 2010/05/20 12:03 ]
 神戸新聞ウェブサイトで、以下の記事を発見しました。

 2005年に淡路市で柔道部の合宿中に神戸市立御影中学1年の
永原佑紀君=当時(13)=が熱中症で死亡したのは元顧問や校長らが
適切な救護や配慮を怠ったことが原因として、母親(43)が神戸市に
約5220万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が19日、神戸地裁であった。
 角隆博裁判長は「応急処置を取っていれば救命できた」と元顧問らの過失を認め、
市に約1870万円の支払いを命じた。 

 判決によると、元顧問らは05年8月2日、永原君が体調不良を訴えたのに冗談と
判断して練習に戻らせ、練習後も正座させて説教するなどしたため、
熱中症による循環不全で死亡した。 

 角裁判長は「『インフルエンザみたい』と訴えられた元顧問らは、体温が著しく
上昇している可能性があることを認識できた」と指摘。
「直ちに練習をやめさせるべきだったのに続けさせた過失がある」とした。
 弁護団は判決後「校長らの責任が判断されておらず残念」とし、
「運動部の顧問は熱中症の危険性や応急処置などの知識を有しておかなければならないと
した点は評価できる」と述べた。
 神戸市の橋口秀志教育長は「判決を精査し、真摯に対応を検討する」とコメントを出した。
 この事件をめぐっては、業務上過失致死罪で元顧問と元副顧問の男性臨時講師2人=
いずれも依願退職=が、神戸簡裁から罰金30~50万円の略式命令を受けている。

 まず、永原佑紀くんのご冥福を心よりお祈りいたします。
 そして、神戸市が控訴せず
「運動部の顧問は熱中症の危険性や応急処置などの知識を有しておかなければならない」
との判断が、判例として確定することを強く期待します。
 なにしろ神戸市は、阪神淡路大震災で、いのちの尊さを思い知ってるはずですから。
 そして兵庫県も同様に、いのちの尊さを思い知っていると信じます。
 リサさんの裁判において、事故発生に至る龍野高校の過失と事後の不誠実な対応を率直に認め
「真摯に対応」し、再発防止に全力を尽くすことを強く望みます。
 それが不幸にして事故にあい、未来を奪われた生徒たちに対する、せめてもの誠意です。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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