兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

橿原市立中いじめ自死事件、第8回口頭弁論

[ 2017/04/21 20:08 ]
 奈良県橿原市、および同市教育委員会の隠蔽体質と不誠実な対応に
変化は見られません。
 原告である自死生徒の遺族が、2017年2月6日付で奈良地裁に
「文書提出命令申立書」を提出したことは既報のとおりです。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201702.html

 これに対し被告・橿原市は17年4月12日付で「文書提出には応じない」
旨の文書を奈良地裁に提出しました。
 これを受けて原告側は17年6月末までに反論書を提出する予定です。
 木太伸広裁判長は、
「原告の反論書に対する被告の意見書を待ったうえで、文書提出命令を
出すかどうか判断する」
との意向を明らかにしました。
 もちろん井上善雄弁護士(大阪弁護士会)ら橿原市代理人が意見書の
作成にどの程度の時間をかけてくるかは見当がつきませんし、さらに
奈良地裁が判断を下すまでに要する時間も予想できません。
 現時点で確かなのは、相当の期間にわたって原告の訴えに関する
審理が行われないことだけです。

 第1回口頭弁論が開かれた15年10月29日以来、第8回口頭弁論に
至るまで約1年半が経過していますが、橿原市と加害生徒らは
ただ「争う」というのみで、「原告の訴えのどの部分について争うのか」は
明らかにしないまま。
 すなわち実質的な進展がないまま、今日に至っています。
 橿原市の対応には、いたずらに裁判を長期化させ原告の疲弊を俟つ
という、きわめて卑怯な手段を選んでいる、という印象しかありません。
 
 橿原市が設置した第三者委員会(委員長・出口治男弁護士)は、
森下豊市長、吉本重男教育長らの言動を
「子どもの自死を汚れた大人の論理でもてあそび、誠に許し難い」
と痛烈に批判しています。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201504.html

 森下市長、吉本教育長らは、こうした批判を真摯に受け止める
のではなく、感情的に反発し、いやがらせ戦術を繰り広げている
としか思えません。
 橿原市が設置している中学校に通っていた生徒が、学校生活を
送るなかで生きる希望を失い、自ら命を絶つという不幸な結末を
招いたことは学校関係者のみならず、教育行政に携わる者全員に
とって最大の痛恨事です。
 しかし橿原市と同市教委は、真相究明を怠るばかりか全力を挙げて
妨害し、責任回避のためには「母親による虐待が自死の原因」という、
ありもしない風評を流布するほどです。
 橿原市と同市教委はいったいだれを、なにを守ろうとしているのか?
 多額の公金を投入してまで市民を苦しめる目的はなんなのか?
 それらは、わたしの想像力の及ぶところではありません。

 母親は第8回口頭弁論で橿原市と同市教委の対応を批判し、
「『娘を二度殺された』と感じています」
と、懸命に涙をこらえながら意見陳述しました。

 次回口頭弁論の予定は未定です。
 決まり次第、当ブログでお知らせします。
スポンサーサイト
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

最新トラックバック