兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

大分県教委の不誠実きわまりない対応について(その2)

[ 2017/02/10 17:57 ]
 2017年2月5日付大分合同新聞は

 09年に竹田市の竹田高校剣道部員だった工藤剣太さんが練習中に
熱中症で倒れて死亡した事故を巡る訴訟で、剣太さんの両親や支援者は4日、
大分市で県に控訴の取り下げを求める署名活動をした。
 昨年12月の一審地裁判決は、当時の顧問が剣太さんに暴行を加えたこと
などを認め、重過失があったと判断。県に、求償権を行使して元顧問に
100万円の支払いを請求するよう命じた。県は「部活動に携わる教員に
大きな影響がある」などとして福岡高裁に控訴している。
 この日は父親の英士さん、母親の奈美さんら約10人が街頭に立ち、多くの
買い物客や通行人が足を止めて県への要請書に名前を記入していた。
  英士さんは「同じ思いを共有してくれる人がいるのは励みになる。今後も、
県に控訴の取り下げを求めていく」と話した。集まった署名は県や福岡高裁に
提出する。

と伝えています。

 署名活動は5日も行われ、奈美さんによると4日は926名、5日は700名の
署名があった、とのことです。

 また
https://katarukai.jimdo.com/署名のお願い/
からダウンロードして大分県にファクスを送信、あるいは郵送したうえで
工藤さんの手元に届いた要請書は2月9日現在で343枚に達した、とのことです。
 多くの皆さんのご協力に感謝いたします。

 なお、上記記事の
「部活動に携わる教員に大きな影響がある」
という県の見解については、「大分県立竹田高等学校剣道部熱中症発症時
暴行死亡事故裁判を見守る全国支援者の会」が17年1月17日、
広瀬勝貞・大分県知事と工藤利明・大分県教育長に提出した公開質問状でも
「それは具体的には誰への、どのような影響なのでしょうか?」
と問いかけていますが、知事と教育長は17年1月30日付文書で
「県の考えにつきましては、控訴審の中で明らかにさせていただきます」
とのみ記載し、答えていません。

 上記公開質問状には
「大分県が控訴し裁判が継続することが、ご遺族に対しどのような影響、苦痛を
伴うと考えていますか?」
という項目もありますが、広瀬知事と工藤教育長がこれを無視したことは
言うまでもありません。

 繰り返し指摘しておきますが、竹田高剣道部顧問だった坂本忠文氏の行為が
学校の外で市民を相手に行われたものであれば、暴行・傷害致死の現行犯で
逮捕・起訴されてしかるべきものです。
 「学校には安全配慮義務がある。これは大前提である」と文部科学省が明確に
認めているにもかかわらず、坂本氏はこれを順守しなかったばかりか、熱中症で
意識を失って倒れている剣太さんに暴行まで加えました。
 こうした坂本氏の行動を正当化しようとする大分県教委の姿勢は、到底容認
できるものではありません。

 17年1月25日付西日本新聞は、
「教員の部活指導で重過失が認められる前例ができれば、ただでさえ負担が
大きいとされる部活動指導で教員が萎縮してしまい、顧問のなり手が減るという
危機感がにじむ。
 しかし死に追いやる行為が果たして熱心な指導といえるのか。学校内であれば
命を奪う指導でも許されるのか」
と問いかけています。
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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