兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

大分県教委の不誠実きわまりない対応について

[ 2017/02/01 22:55 ]
 当ブログ2017年1月24日付記事の続報です。

 17年1月31日、工藤剣太さんの両親は大分県教育委員会から
文書を受け取りましたが、公開質問状への回答は
「県の考えは控訴審の中で明らかにしていく」
という内容にとどまりました。
 あまりにも不誠実な対応であり、憤りを禁じえません。

 大分県立竹田高剣道部事件について、大分地裁(竹内浩史裁判長)は
16年12月22日付判決で、工藤剣太さんが練習中に竹刀を落としたことに
気付かないまま竹刀を構えるしぐさをするなど、熱射病による異常行動と
容易に認識できたにもかかわらず、当時同部顧問だった坂本忠文氏は
「演技するな」と言って剣太さんを前蹴りし、倒れた剣太さんにまたがって
10回ほど頬を平手打ちした、と認定しています。
 そのうえで、これを
「適切な措置を取らなかったばかりか、状態を悪化させるような不適切な行為に
まで及んだ。注意義務違反の程度は重大であり、その注意を甚だしく欠いた」
として重過失があったと認めました。

 16年10月20日、坂本氏は証人として出廷した際に
「蹴ったのではない。足の裏で腰のあたりを押しただけだ」
と詭弁を弄し、意識を失って倒れていた剣太さんに馬乗りになって繰り返し
頬を平手打ちしたことについても
「気付けが目的だった。自分は暴力をふるったことはない」
と箸にも棒にもかからない弁明をしましたが、判決はこれを一蹴しています。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201610.html

 にもかかわらず、大分県が控訴したということは
「坂本氏の釈明が事実であり、正当なものであると立証しうるとの確信が
あってのこと」
と推察できます。

 文部科学省は「学校には安全配慮義務がある。これは大前提である」
と明言していますが、坂本氏はこれを順守しなかったばかりか暴行にまで
及びました。
 こうした行為を正当化し擁護するということは、
「大分県は工藤剣太さんの人権を否定している」
としか思えません。

 剣太さんの母・奈美さんは
「(公開質問状を提出した17年1月17日には)県外からも学校事故・事件の
遺族の方々が大分県庁に足を運んで思いの丈を訴えてくれたのに、大分県
には何も伝わっていなかった、ということがとても悔しいです。
 わずか8行の回答が全てを物語っています。あまりにも誠意がありません!
 より一層、控訴を取り下げるよう訴えていきます。
 そして控訴審が始まってしまえば、真っ向から向き合い闘う所存です」
とコメントしています。

 「大分県立竹田高校剣道部熱中症発症時暴行死亡事故裁判を見守る
全国支援者の会」の代表、村川弘美さんは
「大分県の回答を見ました。残念でなりません。
 学校管理下で起きた工藤剣太君の死に対して全く向き合っていない
大分県の姿勢に、憤りを感じています。
 私たち全国の支援者は、一つも誠実さを感じさせない横暴な大分県から
目を離す訳にはいきません。工藤さんと共に剣太君と子どもたちの為に
闘う所存です」
とコメントしています。
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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