兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

学校・部活動における重大事件・事故から学ぶ講習会(その1)

[ 2016/11/08 20:48 ]
 2016年11月7日18時00分から20時30分まで、日本体育大学
世田谷キャンパス記念講堂で
「第1回 学校・部活動における重大事件・事故から学ぶ講習会」が開催され、
学生・教職員など約300人が出席しました。

 同日は住友剛・京都精華大教授の基調講演に続き、兵庫県川西市立川西中
ラグビー部の練習中に長男・健斗くん(当時13歳)を亡くした宮脇勝哉さん
(「全国学校事故・事件を語る会」代表世話人)と、大分県立竹田高剣道部の
練習中に長男・剣太くん(当時17歳)を亡くした工藤奈美さんが自らの体験を
語りました。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201507-5.html


 宮脇健斗くん、工藤剣太くん。
 二人は熱中症による多臓器不全で、未来を奪われました。
 いずれの事案も指導者が熱中症に関する正しい知識を持ち、適切な指導を行い、
意識障害などきわめて重大な異状を発見したら、ただちに119番通報して
緊急搬送する、という鉄則を身につけていれば、亡くなることはありませんでした。
 
 これらは顧問教諭が部活動という「小さな王国」の絶対権力者として君臨し、
自らの指導法を反省することなく、自身の経験にのみ依拠して医学的な知識を
学ぼうとしないまま、傲慢な思い込みによって誤った指導を行った結果です。

 工藤奈美さんは
「将来教員になり、部活動の指導者になろうとしている学生の皆さんにお願いがある。
 どうか愛情をもって生徒たちに接してほしい。そして小さな異状を発見したら
速やかに緊急搬送することを徹底してほしい。
 これは生徒を守ることであると同時に、教員自身と学校を守ることでもある」
と訴えました。

 講習会に参加していた谷釜了正・日体大学長は、わたしの取材に応じ、
「身につまされるお話を伺った。熱中症について、教育現場ではいまだに
こんなことが行われているのか、と信じられない思いだ。
 本学でも学生に指導しているが、他人事としてとらえていたら講義を聞いていても
意味がない。彼らが自分事としてとらえる契機になったと思う。
 きわめて有意義なものであるし、来年度以降も引き続き講習会を実施していきたい」
と述べました。

 第2回は12月12日、第3回は17年1月30日に、いずれも18時00分から
日体大世田谷キャンパスで開催されます。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201609.html

 一般の方も参加できます。
 お問い合わせ・お申し込みは、南部さおり・同大准教授まで。

〒227-0033 横浜市青葉区鴨志田町1221-1
日本体育大学体育学部社会体育学科
TEL&FAX 045-479-7115
e-mail: nambu3@nittai.ac.jp
スポンサーサイト
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

最新トラックバック