兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

「指導死」親の会、第6回シンポジウム(その3)

[ 2016/09/20 07:11 ]
 2011年6月、愛知県立刈谷工高2年生(当時)山田恭平さんが
野球部監督の日常的な暴力に嫌気がさして退部を申し出たものの
認められず、監督からの呼び出しを受けた2日後に自殺するという事件が
発生しました。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-category-17.html

 恭平さんの母・優美子さんはパネルディスカッションで、
「第三者委から最終報告書の予定稿を開示され、意見を述べる機会を
いただいたものの、『山田さんの思いは聞いた』というかたちで終わって
しまった」
と無念さをにじませたうえで、
「予定稿に『遺族の心情としては、生徒の周囲の事情に自殺の原因を
求めるとともに、周囲の対応に対して不信感を抱きがちであり』という
一文があったことにはどうにも我慢できず、抗議して削除してもらった」
と述べ、第三者委が「ガス抜き」のための機関に終わるおそれがあること。
 そればかりか、学校や教委の一方的で恣意的な決めつけを追認する
ための仕組みとして利用されるおそれがあることを指摘しました。

 パネルディスカッションでは、教員が特定の生徒に対して感情的な対応を
繰り返したり、衆人環視のなかで屈辱的な言葉を浴びせつづけたりしたことで、
「子どもたちの自尊意識の低下をもたらし、精神的視野狭窄状態に陥った
結果自死につながった」
と指摘する遺族の声が相次ぎました。

 同会代表世話人の安達和美氏は
「『体罰』は暴行、『指導』は暴言・虐待というとらえ方をすべきだ」
とし、大貫隆志氏も
「児童虐待防止法の適用範囲は家庭に限定されているが、これを学校にも
敷衍すべきだ」
と述べました。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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