兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

第14回「全国学校事故・事件を語る会」大集会(その2)

[ 2016/06/08 21:01 ]
 学校事故・事件の被害者と家族、特に被害に遭った児童・生徒が死亡し、
あるいは遷延性意識障害などの重篤な後遺障害によって、自ら事情を
説明することができない状態にある家族は、真相究明のための第三者委員会
の設置と調査の実施、そして関係者からの謝罪に大きな期待を寄せています。
 しかし16年6月5日に開催された「語る会」シンポジウムでは、そうした期待が
裏切られた実例が数多く報告されました。

 09年8月、茨城県の私立高剣道部の夏合宿中に1年(当時)男子部員が
熱中症を発症したにもかかわらず、顧問教諭(同)らがこれを放置し、さらに
上級生や卒業生らが暴行を加えたため、多臓器不全で死亡した事案について。
 男子生徒の母親は
「損害賠償請求訴訟を提訴し、和解というかたちで決着した。和解条項には
謝罪も含まれているが、今日に至るまで謝罪はない」
と述べました。
http://www.sports-parents-japan.com/stopaccident/ryuya1/

 また1998年8月、兵庫県加古川市立中バレーボール部2年(同)の
男子生徒が京都府福知山市で行われていた夏合宿中、顧問教諭(同)の
暴行が原因で四肢麻痺・遷延性意識障害という重篤な後遺障害が残った
事案の場合。
 合宿に参加していた教諭は顧問のみ。
 しかもこの教諭は部員たちに対して
「事故に関しては一切口外するな」
と圧力をかけていたことが明らかになっています。
 男子生徒の母親は
「損害賠償請求訴訟は和解で終結した。顧問教諭から形式的な謝罪は
あったが、『申し訳ありませんでした』のひとことだけ。
 なぜ暴行を加えたのか?など肝心な部分についての説明はなにもなかった。
 その薄っぺらな言動にはむなしさだけが残り、『(裁判には)負けた』と思った」
と、苦しい胸のうちを吐露しています。

 そして12年7月、京都市立小1年(同)の女子児童が夏休みのプールで
死亡した事故について。
 同市教委は第三者委を設置し報告書をまとめましたが、その内容は遺族に
とって疑問だらけであり、「納得できない」として再検証を求めました。
 しかし
「調査にあたって使用した資料はすべて廃棄した」
という回答があり、調査委の調査内容を検証することができない状態になって
います。
http://hanabana.jimdo.com/

 さらに14年1月、兵庫県三木市立中1年(同)男子が校舎の窓から転落し
死亡した事故についても、調査委が設置されました。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201406/0007031743.shtml

 報告書は「インフルエンザ脳症による」と結論づけましたが、医師からは
・当時はインフルエンザが流行していなかったこと
・死亡確認後5時間を経過した時点で体温が39℃あったこと
などから
「熱中症の疑いがある。報告書は意図的にインフルエンザ脳症原因説に
誘導しているのではないか」
との指摘があり、さらに
・生徒たちの目撃証言が、報告書にはまったく反映されていない
という事実が
「報告書の記載内容に不信感を持つ要因になっている」
と男子生徒の母親が証言しました。


(この項、つづく)
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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