兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

第6回「学校事故対応に関する調査研究」有識者会議

[ 2016/03/03 15:15 ]
 2016年3月2日、第6回「学校事故対応に関する調査研究」有識者会議が
東京都内で開催されました。
 文部科学省は学校管理下で発生した事故・事件の事後対応に関する指針を
3月中に公表する予定ですが、この日の会議では文科省が作成した案が
各委員に示され、意見が交わされました。

 16年1月18日の第5回会議で、指針に盛り込むべきとされた
「学校は預かっている子どもたちを元気なまま家庭に帰すのが、最低限にして
最大の役割」
という文言が盛り込まれていなかったため、
「これを指針の冒頭で強く表現しておくべきだ」
という意見や、
「指針案には危機管理がうたわれているが、その概念が示されていないため、
なにを目的としているのかがわからない」
といった意見が相次ぎました。
 また事故発生後1週間程度をメドとする「初期対応」について、校長は
「死亡事故及び治療に要する期間が30日以上の負傷や疾病を伴う重篤な
事故が起こった場合には、学校の設置者等に速やかに事故報告を行う」
としていますが、
「30日以上とは、いつだれが判断するのか」
という疑問が示され、
「この指針案は、事後対応の具体策の立案を都道府県の担当部局に丸投げ
しているもの」
という批判の声もあがっていました。

 桐淵博委員(埼玉大教授、前さいたま市教育長)は、
「学校には被害者と家族に対する道義的責任がある。これを果たすためには
『事実を隠さないこと、真摯に対応すること』が基本的な姿勢となる。
 名古屋市立向陽高柔道部事故後の学校と市教委の対応を、モデル事例
として指針に盛り込むべきだ」
と述べました。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201511-1.html

 児玉政徳委員(横浜市教委支援員、元同市立中学校長)は、事故・事件が
発生するに至った機序に関する調査について、
「学校が事実を把握し、これを保護者に正しく伝えることが目的であるべきで、
調査は学校としてやらなければならないことだ」
とし、
「事故・事件が発生したとき、学校は被害者と保護者に『配慮』はしているが、
それが保護者の意向と一致しているとは限らない。子どもが被害に遭った
という事実がある以上、保護者に納得してもらうことは難しいかもしれない。
 しかし学校が果たすべき説明責任とは、被害者側の意向を聞きながら
その思いに寄り添って、納得してもらえるように努めることも含めてのものだ」
と述べました。

(この項、つづく)
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プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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