兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

第5回「学校事故対応に関する調査研究」有識者会議

[ 2016/01/20 09:15 ]
 2016年1月18日、第5回「学校事故対応に関する調査研究」有識者会議が
東京都内で開催されました。
 この日の会合では大泉常長委員(青森中央学院大大学院准教授)が、
学校管理下で発生した事故・事件の事後対応における現状について、
「管理職などが被害者家族に誠意ある対応を怠ったことによって不信を招き、
対立関係という新たな危機を生み出している」
との認識を示したうえで、
「学校経営における最優先事項は『児童生徒の命を守ること』とすべきだ。
 文部科学省には、このメッセージを強く発信することが求められている」
と訴えました。

 文科省からは、同会議で実施した学校事故・事件の遺族などからの
ヒアリングなどを踏まえて、「学校事故対応に関する指針」の骨子(案)が
提示されました。
 このなかで児童・生徒が死亡し、あるいは重篤な後遺障害が残るといった
重大事故については学校関係者が基本調査を行い、必要に応じて学校
設置者が検証委員会を設置して詳細調査を行うこととし、報告書を公表した
うえで内容を共有し、具体的な措置を講じることで再発防止に資することを
目的とする、としています。
 事後検証のあり方については、「全国学校事故・事件を語る会」
(代表世話人:内海千春氏・宮脇勝哉氏)が要望書のなかで提案した
「コーディネーター制度」の導入についても言及しています。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201509-3.html
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201511-2.html

 これに対して、01年6月8日に発生した大阪教育大附属池田小事件で
犠牲になった2年生(当時)女児の母である酒井智恵委員は、
「附属池田小の場合、被害者家族には連絡がないまま保護者会が開催され、
子どもが亡くなった時点で『保護者ではない』との扱いを受けた。
 学校関係者にしてみれば、『そっとしておいてあげよう』という配慮かも
しれないが、配慮という名の排除であり、被害者家族にとって心の傷になる」
とし、
「連絡がなかったため『学校はなにか隠しているのではないか?』との
疑心暗鬼が生まれ、保護者と学校のあいだに摩擦が生じる。
 当時の精神状態を考えれば、保護者会に関する連絡を受けても出席
できたかどうかわからない。しかし連絡があったという事実が、被害者家族と
学校をつなぎとめる」
と指摘しました。


(この項、つづく)
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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