兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

橿原市いじめ自死事件、第1回口頭弁論

[ 2015/11/02 07:40 ]
 2013年3月28日、いじめを苦に自死した奈良県橿原市立中1年生(当時)
女子の保護者が、同市と元同級生らを相手取って提訴した損害賠償請求訴訟の
第1回口頭弁論が15年10月29日、奈良地裁(木太伸広裁判長)で開かれました。
 この日は亡くなった生徒の母親と、原告弁護団長の佐藤真理弁護士
(奈良弁護士会)が意見陳述を行いました。

 母親は、
「加害生徒らが娘に謝罪してくれていれば提訴することはなかった。苦渋の決断
だった」
と涙ながらに胸中を吐露し、
「いじめは明らかな人権侵害であるにもかかわらず、学校関係者や市教委は
責任回避を目的として事実を解明せず、事態の沈静化を図っている。これは
わたしたちだけではない。全国各地で遺族が風評被害に苦しめられている。
 子どもが自ら命を絶つこと、学校などの不適切な事後対応で遺族が苦しめられる
ことは、あってはならない」
と訴えました。

 佐藤弁護士は担任や部活動の顧問、学年主任など複数の教員が、亡くなった
女子生徒が加害生徒らによって孤立させられていたことを把握していながら、
一切手立てを講じなかったことを厳しく批判しました。
 そのうえで加害生徒らについて、当時12~13歳だったことに鑑み
「いじめの怖さについて想像することが困難だったかもしれないが、いまからでも
遅くはない。事実を直視し反省し、亡くなった生徒の霊前に頭を垂れ、遺族に謝罪
することを願う」
と述べました。

 橿原市が設置した第三者委員会(委員長・出口治男弁護士)は、森下豊市長、
吉本重男教育長らの言動を
「子どもの自死を汚れた大人の論理でもてあそび、誠に許し難い」
と痛烈に批判しています。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-category-13.html

 被告らは、いずれも争う姿勢を示していますが具体的な内容は明らかになって
いません。
 詳細は次回12月18日の進行協議(非公開)を経て、16年2月4日10時30分から
奈良地裁101号法廷で開かれる第2回口頭弁論を待つことになります。

 なお14年1月、山形県天童市立中1年生(当時)女子がいじめを苦に自死した
事件について、河北新報が以下のとおり報じています。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151021_53003.html
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151022_53005.html
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151023_53002.html

 加納寛子・山形大准教授は同紙の取材に応じ
「初期段階できちっと対処しなかったことが最大の問題といえる。この時点で指導を
徹底していれば、以後のいじめは防げただろう」
と指摘していますので、こちらもご参照ください。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151024_53001.html

 天童市の自死事件についての調査報告書の概要は
http://yamagata-np.jp/achive_kiji/pdf_2015100500001.pdf
をご参照ください。
スポンサーサイト
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

最新トラックバック