兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

最高裁に要請書を提出

[ 2015/10/14 18:03 ]
 2015年10月13日、リサさんと両親は弁護団や支援者らとともに最高裁判所を
訪問し、大阪高裁判決を支持し兵庫県の上告を棄却するよう求める、全国の
3万8425人が署名した要請書を提出しました。

 その後の記者会見では両親が
「『学校は安全な場所』と信じて毎日子どもを送り出しているのに、事故について
調査もしないのはおかしい、という思いに多くの方の共感を得られた。
 娘は輝かしい未来を夢見ていただろうに、はかないものになってしまった。
 夢や希望を守ってやれなかったことは、親としていたたまれない。被害者家族の
願いは、二度と熱中症による事故を繰り返してほしくないということ」
と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025593341.html?t=1444740954815

 兵庫県は上告理由書において
「龍野高は事故について調査していないが、保護者がすでに調査をしているので、
同高があえて調査する必要はない」
と主張しています。
 15年1月22日の大阪高裁判決は、
「学校は事故発生に至る経緯・原因の検証をし、生徒の両親に対し十分な説明を
する義務を負っている。校長は調査報告義務を履行する際、被害生徒や両親等の
名誉を傷つけたりすることは許されず、誠意を持って対応すべき義務を負う」
と明確に認めていますが、兵庫県はこれを無視しています。
 両親は
「学校や県の『事故はなかったことにしよう。自分たちに関係はなかったことにしよう』
という姿勢が悲しい。これでは同じような事故が繰り返される」
と述べています。

 また大阪高裁判決が
「顧問教諭には熱中症を予防するための措置を講ずる義務があったが、これを怠った。
 事故当日の練習内容は、過剰な負荷がかかったもの」
と認定していますが、船田一彦・兵庫県教委体育保健課長は読売テレビの取材に対し、
「熱中症が多発する時期ではない5月に、専門家ではない顧問教諭が熱中症を予見
することは不可能」
と反論しました。

 これには15年8月17日の同局「かんさい情報ネットten.」で、高岡達之・解説委員が
「では『専門家ではない顧問教諭』が指示した練習内容が、『適切なものだった』と
(兵庫県が)判断する根拠はなんなのか?と問いたい。大人が熱中症について学べば
事故は防げるのだ、ということを彼女は全身で訴えている。教育現場はこうした声に
耳を傾けるべきだ」
と強調したことが、すべてを物語っています。
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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