兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

石巻市の遺族、文科省の有識者会議に事後対応の実態を訴える(その2)

[ 2015/09/29 06:44 ]
 日和幼稚園の遺族は、
「園の送迎バスに乗っていた子どもたちが死亡する事故が発生した。にもかかわらず
行政は一切関与せず、全責任を幼稚園に押し付けた。宮城県は私立幼稚園の設立を
認可したのだから、防災マニュアルの整備や避難訓練の実施状況について指導監督
するなど、相応の責任を負うのが当然ではないのか」
と述べました。
 さらに
「損害賠償請求訴訟を提訴したが、出廷した園長らは『わかりません』、『忘れました』、
『覚えていません』と繰り返すのみで、事実解明にはつながらなかった」
とし、一審で原告勝訴判決が言い渡されたあと園側が控訴し、仙台高裁で和解した
ことについても
「和解文書に『園側の法的責任は免れないし、被災園児らの犠牲が教訓として長く
記憶にとどめられ、後世の防災対策に活かされるべきだ』と明記されていること。
 また『園関係者は被災園児と家族に心から謝罪する』との一文があることを重くみて、
苦渋の決断の末に和解を受け入れた。しかし(14年12月に和解が成立したが)
いまも謝罪はない」
と強い憤りを表しました。

 そのうえで、有識者会議が引き続きヒアリングを行うことや、現地調査を実施する
ことを要請する文書を文科省スポーツ・青少年局の和田勝行・学校健康教育課長に
提出し、和田氏はこれを受理しました。
 大川小遺族も
「今回のヒアリングは時間も限られており、伝えきれないことも多々ある。委員からも
数多くの質問があるものと思っている。今回限り、ということにはしてほしくない」
とヒアリングを今後も継続するよう要望しました。
 和田氏は
「座長と相談して今後の対応を検討する」
と回答しました。

 なお宮城県の対応について住友剛委員(京都精華大教授)は、西条聖マリア幼稚園
(愛媛県西条市)のお泊まり保育で吉川慎之介くん(当時5歳)が水死した事故の調査
委員長を務めた経験を踏まえ、
「愛媛県は遺族の要望に十分に応えたとはいえないが、私立幼稚園に危機管理
マニュアルの作成を再三にわたって要請するなど、私学行政としてできる範囲のことは
やっている部分もあるし、調査委の情報公開請求にも黒塗りにしないままの文書を
いくつか提出してくれた。こうした事実は『現行法制の枠内でも現場の担当者レベルで
できることがある』ことを示している」
と指摘しています。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201508.html


(この項、つづく)
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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