兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

石巻市の遺族、文科省の有識者会議に事後対応の実態を訴える

[ 2015/09/29 06:39 ]
 2015年9月26日付毎日新聞は、

 学校事故の事後対応などを調査研究する文部科学省の有識者会議(座長=
渡辺正樹・東京学芸大教授)は25日、東日本大震災の津波で子どもを亡くした
宮城県石巻市の市立大川小学校と私立日和幼稚園の遺族からヒアリング
(聞き取り)した。
  同小で次女を亡くした佐藤敏郎さんは「我が子を失い、理不尽な事後対応で
遺族は二重にダメージを受けた。大川小のように原因究明があいまいなまま
幕を引く構図が全国的にあるが、繰り返してはいけない」と訴えた。
 大川小では児童74人が避難途中に津波にのまれ犠牲となった。佐藤さんは
事故後に石巻市が設置した第三者検証委が遺族の望む形で事実究明をでき
なかったとして「あれだけの被害があって、十分な教訓にさえしてもらえていない
のは残念で仕方がない」と強調。権限のある委員による検証や、学校側と遺族を
つなぐコーディネーターの設置を提案した。
 一方、日和幼稚園に通っていた長女が送迎バスで津波にのまれ亡くなった
佐藤美香さんは「大災害では事前に訓練したこと以上のことはできない」と話し、
行政の指導で避難訓練を充実するよう求めた。
 会議は他の学校事故の関係者からもヒアリングし、年度内にも学校管理下での
災害や事故への対応指針をまとめる。

と伝えています。

 同日のヒアリングでは、大川小の遺族から
「検証委員らは『石巻市教委職員に質問しても回答がない。資料を要求しても
出てこない』とぼやくばかりだった。だったらなぜ『検証はできない』と判断
しなかったのか?あたかも検証できたかのように説明し、報告書をまとめた
ことがくやしい」
という声があがりました。
 さらに
「免責制度が必要だと主張した委員もいたが、本質のすり替えだ。学校は
子どもたちの命を守るところだ。免責されなければ事実を話すことができない
のか?遺族が声をあげなければ、もみ消されてしまうのはおかしい」
と訴えました。

 また検証委事務局を務めた首藤由紀氏(株式会社社会安全研究所代表取締役)
について、
「当然コーディネーターの役割を果たすものと思っていたが、遺族から首藤氏に
伝えた情報が、検証委員らに伝わっていなかったことが多々あった」
ことを明らかにし、検証委の運営に対する強い不信感をあらわにしました。

 首藤氏は有識者会議の委員を務めていますが、同日は欠席しました。
 首藤氏らが有識者会議の委員を務めることについては、大川小の遺族は
以前から懸念を示していました。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201411.html

 なお同日は、山本ともひろ文部科学政務官が出席していました。
 山本氏は15年9月25日付ツイログに、
「私は正式なメンバーではありません。が、学校事故に関して国会質疑の中で、
何度か、しっかりと遺族(保護者)からもヒヤリング(原文ママ)を実施し、これからの
対策ガイドラインに活かす、と答弁した人間として有識者や事務方にだけ任せたく
なく同席」
と明記しています。
http://twilog.org/ty_polepole

 山本氏の決意は今後いかなる立場になっても揺らぐことはない、
と信じています。


(この項、つづく)
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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