兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

橿原市中1自殺事件、市長は依然対決姿勢示す

[ 2015/06/03 18:40 ]
 2013年3月28日、奈良県橿原市立中1年の女子生徒(当時)が自殺した
問題で、調査委員会(委員長=出口治男弁護士)は15年4月23日、
「学校がいじめを放置したことで生徒の孤立感を深めた」とする報告書を
まとめました。
 また森下豊・橿原市長が、同市の顧問弁護士だった北浦一郎氏
(大阪弁護士会)を旧調査委の委員に任命し、「家庭に原因があった」との
結論に達するよう議論を誘導させようと画策したと認め、
「市長は、旧調査委に北浦弁護士を入れたことについて、『市の顧問弁護士と
して、この事象に最初から取りかかっている関係から、第三者委員会に入って
もらうことは特段おかしいことではないと思っている。失政とは考えていない』
などと市議会で発言しているが、自らの判断の誤りを反省すべきである」
と厳しく批判したことは、既報のとおりです。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201504.html

 しかし森下市長は15年5月27日の橿原市議会文教委員会で、上記報告書
について「非常に不満を感じている」と発言しました。
(15年5月28日付毎日新聞奈良版、同日付読売新聞奈良版)

 これまでの一連の経緯をおさらいしておきます。
 旧調査委(委員長=伊藤美奈子・奈良女子大教授)は13年7月5日に設置
されましたが、同月29日には北浦氏が辞任、そして9月17日には伊藤氏ら
3人も解任されました。
 伊藤氏ら解任された旧調査委の委員は13年10月7日付で声明を発表し、
橿原市教育委員会が、伊藤氏らの意向を無視するかたちで旧調査委を
運営しようとしていた実態を告発しました。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201310-3.html

 すなわち出口委員長らは、旧調査委が抱えていた問題点を踏まえたうえで
報告書をまとめました。
 旧調査委が抱える問題点とは、すなわち吉本重男教育長をはじめとする
橿原市教委が抱える問題点にほかなりませんが、これに対して森下市長が
不満を表明したということは、
「第三者の指摘に耳を傾ける気は毛頭ない」ということであり、
「自らの思惑通りに事態が進展しなかったことに苛立っている」としか
受け止めようがありません。

 あらためて言うまでもありませんが、市長は絶対権力者ではありません。
 一定期間、一定程度の権限を付与されてはいますが、それは市民の負託に
応えることが大前提であり、自らの権力欲を満足させるためであってはならない
ことも、これまた論ずるまでもないことです。

 橿原市議会6月定例会は、以下の日程で行われます。
https://www.city.kashihara.nara.jp/gikai/gikai/gikai_osirase/6gatsuteireikainittei27.html
 橿原市議が、市政に対する監視機能を果たすよう期待しています。

(この項、つづく)
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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