兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

「剣太の会」in姫路&京都について

[ 2015/05/20 07:17 ]
 第29回「剣太の会」が2015年4月25日兵庫県姫路市で。
 第30回「剣太の会」が15年4月26日京都市で開催されました。

 姫路では07年5月24日、兵庫県立龍野高女子テニス部の練習中に熱中症で
倒れ、いまも遷延性意識障害という重篤な後遺障害に苦しんでいるリサさんの父。
 09年7月、滋賀県愛荘町立秦荘中柔道部の練習中に急性硬膜下血腫を発症し、
翌月亡くなった村川康嗣くん(当時12歳)の母・弘美さん。
 09年8月、大分県立竹田高剣道部の練習中に熱中症で亡くなった工藤剣太くん
(当時17歳)の父・英士さんと母・奈美さんが登壇しました。

 京都では1999年7月、兵庫県川西市立川西中ラグビー部の練習中に熱中症
による多臓器不全で亡くなった宮脇健斗くん(当時13歳)の父・勝哉さん。
 03年7月、専修大学附属高女子バレーボール部の合宿中に熱中症と
急性硬膜下血腫で亡くなった草野恵さん(当時15歳)の母・とも子さん。
 そして村川弘美さんと工藤奈美さんが登壇しました。

 これらの事案は、いずれも顧問教諭が運動部という「小さな王国」の絶対権力者
として君臨し、生徒たちが教諭を批判することなどもってのほか。
 疑問を呈することさえ許されない、という絶対王制にあって。
 科学的な根拠に基づかない、自身の経験知にのみ依拠する独裁者の
愚劣な判断が生徒たちのいのちを奪い。
 幸い一命は取り留めたものの未来を奪われた、という悲しい実例集です。

 07年度、龍野高女子テニス部顧問だった三木教郎教諭(現・姫路南高教諭)は
練習開始30分後に出張のため現場を離れ、教職員はだれひとり練習に立ち会って
いませんでした。
 それ以外の事例では、顧問教諭らは生徒たちの様子を「見て」はいましたが、
「観て」はいませんでした。

 スポーツ事故は、突発的に起こるものではありません。
 初めて生徒を見た人であっても、「なにか様子がおかしい」と感じる予兆が
必ずあります。
 まして日常的に生徒たちの様子を観察している顧問教諭であれば、異常に
気づかないはずがありません。
 しかし上記事故の顧問教諭らは、異常を見落としました。
 それは科学的な知識が欠落していて、なのに「自分は無謬で全能である」
との思い上がりが招いたものです。
 初動態勢のミスが重大事態を招いた、という事実をわたしたちは忘れるわけ
にはいきません。

(この項、つづく)
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三木は責任をおわなければいけないと思う顧問が現場を離れるならば、他の教諭にみてもらうべきだった。
[ 2015/05/23 08:11 ] [ 編集 ]
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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