兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

介護の日々(その4)

[ 2010/10/19 09:55 ]
 2010年10月18日付朝日新聞の朝日歌壇に
「孤育てという言葉ある それならば介孤(かいご)している人はどれだけ」
(調布市 西野千晴)
という一首がありました。

 たとえば自宅に、リサさんの入浴を介助するためにヘルパーさんが定期的に
訪問してくれています。
 病院でのリハビリやデイサービスでは、理学療法士さんや介護福祉士さんが
力を貸してくれてはいます。
 しかしご両親にとっては、たとえば深夜の時間帯に。
 資格や知識を持ったプロの手を借りるということは、なかなかむずかしい、
のが現状です。
 こうしたとき、ご両親は疲れがたまっていることもあいまって、ついつい
ネガティヴな心境に陥り、孤立感を強めることがあります。

 先日、「リサちゃんを支える会」(仮称)を立ち上げた際も、リサ母から
「わたし自身の睡眠時間をいかに確保するか、が最大の課題」
という切実な声が聞かれました。
 湯原悦子・日本福祉大准教授も
「介護保険は、介護者の立場に即したものではない」
と指摘しています。(10月14日、NHK『クローズアップ現代』より)
 ましてや介護保険制度は、高齢者の介護を優先した制度設計になっており、
若年者の介護については、主たる介護者であるご両親の体力と経済力、
そして精神力に頼らざるを得ない、というのが実情です。
 これは、放置していい問題ではありません。

 とはいえ、これは国の施策であり、一朝一夕に解決できる問題ではありません。
 だからといって、介護保険制度が見直される前に、ご両親が倒れてしまう、
というような事態は、なんとしても避けなければなりません。
 ご両親の体力的な負担はもちろんですが、精神的なストレスを多少なりとも
軽減できるよう、皆さんのお力をお借りしたい、と思っています。
 一人ひとりが、できることをできる範囲で、末永くご支援いただけますよう、
何卒よろしくお願いいたします。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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