兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

子ども安全管理士資格認定講座について(その2)

[ 2015/03/09 07:54 ]
 2015年3月7日、第3回子ども安全管理士(CPP)資格認定講座
(主催:一般社団法人吉川慎之介記念基金)が東京都内で開催され、
全国各地から保育士や教諭(幼稚園、小中高校)など70名の受講生が
集まりました。

 そもそも同基金が設立されたのは12年7月20日、愛媛県西条市の
聖マリア幼稚園のお泊まり保育に参加していた吉川慎之介くん(当時5歳)が、
加茂川での水遊び中に流され水死したことがきっかけです。
http://eclairer.org/

 この日は外科医の栗栖茜氏が、水難事故を防止するためライフジャケット
を着用することの重要性について、医学的見地から講義しました。
 参加者からは、
「海や川に子どもが流されたからといってすぐに飛び込んでは、二重災害を
招く可能性が高い。大事なのは海上保安庁の118番、消防署の119番に
緊急通報すること。この点を踏まえても、救助隊が到着するまで浮いて
いられるライフジャケットの着用は不可欠だ」
との指摘もありました。

 小佐井良太・愛媛大法文学部准教授は事故後の対応について講義し、
「学校などの管理下で事故が発生した際、被害に遭った児童・生徒の
保護者が望むのは真相究明と再発防止だ。一方、学校関係者は責任追及を
恐れ、保護者に諦めさせることで事態を沈静化し、日常を回復しようとする。
そのギャップは極めて大きい」とし、
「CPPは、それぞれが所属する組織において『対話促進型紛争解決』に
努めるべきだ」と述べました。
 なぜならCPPには
「子どもと子どもの安全を第一に考え、『問題と保護者に真摯に向き合う』
ことが期待されるから」であり、
「事故・事件が起きる背景には、必ず原因や問題がある。事実に誠実に
向き合い対応することは、組織内の問題点を洗い出し、改善できる絶好の
チャンスと捉えるべきだ」と指摘し、
「組織の中にあっても『組織の論理』に埋没せず、軌道修正を促進できる
人材であってほしい」と期待を表明しました。
 そのうえで、
「真相を明らかにし、原因を究明することで再発防止策が構築できる。
 これが信頼回復につながりうる」と強調しました。
 
 小佐井氏の講義は15年1月22日、大阪高裁(森宏司裁判長)判決が
「学校長は調査報告義務と誠実対応義務を負う」
と明確に認定したことと軌を一にするものです。
 各自治体の教育委員は、第2期CPP資格認定講座を受講すべきでは
ないでしょうか。
http://shinnosuke0907.net/cpp/course01/
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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