兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

「剣太の会in大阪」について(その2)

[ 2015/02/09 12:08 ]
 15年2月8日付朝日新聞は

滋賀県愛荘町の町立中学校で09年、柔道部の部活動中に中学1年の男子生徒
(当時12)が死亡した事故をめぐり、生徒の母親が当時顧問だった男性に損害賠償
を求めた訴訟で、最高裁第一小法廷(金築誠志裁判長)は5日付の決定で、母親の
上告を退けた。
 この訴訟では、一審の大津地裁が元顧問の過失を認め、愛荘町に約3700万円の
支払いを命じる一方、元顧問個人への請求は「公務員個人は責任を負わない」として
退ける判決を出した。これに対し、母親が元顧問だけを相手に訴訟を続けていた。
 昨年1月の大阪高裁判決は、一審に続き元顧問の過失は認めたが、賠償責任は
認めなかった。最高裁も二審の判断を支持した。
 二審判決によると、男子生徒は09年7月、元顧問に返し技を掛けられて倒れ、
約1カ月後に急性硬膜下血腫で死亡した。

と報じました。

 この事故で死亡した村川康嗣くんの母・弘美さんは、「剣太の会in大阪」で、
最高裁から15年2月6日、上告を棄却するとの連絡を受けたことを公表し、
「最高裁は棄却した理由をひとことも書いていない。理由がわかれば反論もできるが、
わからないのだから反論のしようもない。検察官が『リンチに等しい』とまで評した
顧問教諭の不適切な指導を、なぜ裁判所は検証しようともしないのか」
と厳しく批判しました。

 09年8月、大分県立竹田高剣道部の練習中に顧問教諭S(同)から暴行を受けて
熱中症で死亡した工藤剣太くんの両親も、
「現場にいながら暴行を傍観していた副顧問教諭W(同)とSに、賠償責任を負わせる
よう求めて最高裁に上告中だ」
と述べたうえで
「わたしたちは国家賠償法の廃止を求めているわけではない。暴行など教師の
不適切な行為に対しては、同法の適用除外とするよう求めているだけだ。
 教師が重大事故を発生させたときには、自らが賠償責任を負うのだと認識すれば
暴行の抑止力となり、再発防止につながると願っている」
と訴えました。

 そしてリサさんの父親も
「石原元秀・龍野高校長(当時、現・岡山白陵中高校長、兵庫県上郡町教育委員)に
説明を求めても埒があかなかったから、県教委に窮状を訴えた。しかし窓口となった
高校教育課に在籍する指導主事はもともと高校教諭で、いずれ県立高の教頭として
現場に戻ることが予定されている。教頭は校長の推薦がないと校長にはなれない。
将来自分の上司になるかもしれない校長に対して、その不行状を改めるよう指導
できる指導主事などいない」
と、制度上の問題点を指摘しました。
 そのうえで
「事故当時の教員は人事異動で他校に転出させる。後任者は『詳細について把握して
いない』として対応せず、事故があったという事実そのものを風化させようとする。
 これでは不幸な事故が教訓として生かされない。だから同じような事故が繰り返される」
と告発しました。

 ある中学校長は筆者の取材に応じ、教師に求められる要件として
「生徒と学ぶ、生徒に学ぶ、生涯学ぶことだ」と述べました。

 生徒の未来を奪い、家族を絶望のどん底に突き落とした事実に学ばない。
 学ぼうとさえしない石原元秀氏らに、生徒たちに向き合う資格はあるのでしょうか?
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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