兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

兵庫県、大阪高裁判決を不服として上告へ(その2)

[ 2015/02/05 05:40 ]
 兵庫県は、県立学校に在籍する生徒に保険をかけており、
「 学校管理下で発生した事故等によって傷害等が発生すれば、保険金を
生徒に支払う」としています。
 その際、保険金を支払うのは東京海上日動です。
 このため、同社に当該賠償金額の支払いをさせるため、被告・兵庫県の
補助参加人として、裁判に同席させています


 リサさんが、学校管理下で行われる部活動中に熱中症を発症していたならば、
同社は保険金をリサさんに支払わなければなりません。
 しかし熱中症ではなく心筋炎、すなわち私的な要因に基づく病気だったならば、
東京海上日動は保険金の支払いを免れます。
 そのせいか 、東京海上日動は裁判でも心筋炎説に固執しました。

 一方、両親はリサさんが高校に入学した際、東京海上日動の「こども総合保険」
に加入していました。
 学校管理下で行われるテニス部の練習中にリサさんが倒れたため、
保険金給付を請求したところ、同社は08年8月12日付文書において、
「原因については熱中症によるものと考えられ」ることを認めています。

 しかし上記文書には、
「当保険契約では熱中症担保特約の付帯はないため、お支払対象ではない」
とも記載しています。

 つまり東京海上日動は。
 「リサさんが熱中症であったならば、保険金を支払わなくてもよい保険」
においては、「熱中症である可能性」を主張し。
 「リサさんが熱中症であったならば、保険金を支払わなければならない保険」
では、「熱中症ではない可能性」を主張しているのです。

 東京海上日動の姿勢は、保険契約者に対して不誠実極まりなく、
「信義誠実の原則」に反するもの、と指摘せざるを得ません。

(この項、つづく)
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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