兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

兵庫県、大阪高裁判決を不服として上告へ

[ 2015/02/05 05:27 ]
 2015年2月4日付神戸新聞は

 兵庫県立龍野高校(たつの市)に通っていた07年、テニス部の練習中に倒れ
寝たきりとなった女性と両親が県に損害賠償を求めた訴訟で、県は3日、将来の
介護費用など約2億3千万円の支払いを県に命じた大阪高裁判決を不服として、
最高裁に上告する方針を明らかにした。
 井戸敏三知事が同日の定例会見で「一審と二審の判断が両極端。きちっとした
判断を上告して得る必要がある」などと述べた。上告期限の5日に上告する見通し。
(中略)
 父親は「裁判を続けなければならないのは非常に残念」と話した。

と伝えました。

 上告がいかに不当なものか、以下に論証します。

 井戸知事は記者会見で「一審は学校に瑕疵はないと判断した」と述べましたが、
そのような事実はありません。
 神戸地裁判決は、
「リサさんは熱中症で倒れたとは言い切れない。したがって龍野高に責任がある
と断定はできない」としただけで、「龍野高に瑕疵はない」などとは認めていません。
 井戸知事の発言は事実誤認です。

 被告・兵庫県と補助参加人・東京海上日動火災保険は、心筋炎説を主張して
いますが、その根拠としているのは1通の診断書です。

 しかしこれは石原元秀・龍野高校長(当時、現・岡山白陵中高校長、兵庫県上郡町
教育委員)が主治医に診断書の改ざんを働きかけ、熱中症との見方を排除し
心筋炎とする診断書を入手したことによるものです。
 事実、石原氏は12年1月26日付で作成した陳述書に
「07年9月には病院を訪問して診断書の補正をお願いしたことがあります」
と明記し、改ざんを認めています。

 詳しくは
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201212-5.html
をご参照ください。

 石原氏は、改ざんした診断書をよりどころに心筋炎説をあちこちで
吹聴しました。
 両親は一連の事情を説明した陳述書を作成し、大阪高裁に提出しました。
 大阪高裁は、これを証拠として採用しました。

(この項、つづく)
スポンサーサイト
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

最新トラックバック