兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

大阪高裁、逆転勝訴判決言い渡す(その3)

[ 2015/02/03 23:29 ]
 大阪高裁は「リサさんが倒れたのは熱中症による」と認定し、兵庫県と
補助参加人・東京海上日動火災保険が固執していた心筋炎説を一蹴しました。
 事故が発生した2007年5月24日の練習内容についても、
「負荷の程度は相当に重いものだった」
とし、顧問だった三木教郎教諭(現・姫路南高教諭)には
「熱中症を予防するための措置を講ずる義務があったが、これを怠った」
と認定しました。

 判決は、学校管理下で事故が発生した際、校長は
「事故発生に至る経緯、事故原因の検証をした上で(調査義務)、重篤な
状態に陥った生徒の両親に対し、上記調査・検証の結果、今後の再発
防止策等について十分な説明をする義務(報告義務)を負っている」
という大原則をあらためて確認したうえで、石原元秀・龍野高校長
(当時、現・岡山白陵中高校長、兵庫県上郡町教育委員)が、調査報告
義務を履行しなかったことを認めました。

 これは石原氏が12年12月7日、神戸地裁で行われた証人尋問で
「事故について、調査はしていない」
と明言していますから、揺るぎようのない事実です。

 さらに判決は、
「学校長は、調査報告義務を履行する際には、被害生徒やその両親等の
名誉を傷つけたりすることは許されず、誠意を持って対応すべき義務
(誠実対応義務)を負う」ことを明確に認めました。

 これを踏まえて。
 石原氏が07年11月、龍野高育友会(PTA)臨時役員会で
「リサさんが倒れたのは心筋炎が原因。学校に責任はない」
「保護者には何度説明しても理解してもらえない。要求が二転三転して、
対応に苦慮している」などと発言したことについても。

 石原氏が、「一方的に虚偽の事実を述べた」と認定し、
「被害生徒やその両親等の名誉を傷つけた」。
 すなわち、誠実対応義務に違反したことを認めました。

(この項、つづく)
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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