兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

控訴審第1回口頭弁論(その3)

[ 2014/10/20 07:14 ]
 事故発生当日の練習内容について、兵庫県は「妥当なもの」としていますが、
その根拠は一切ありません。
 また一審判決は、
「リサさんが倒れたのは熱中症による、と断定はできない」としていますが、
ではなにが原因なのか?という肝心の問題には、言及していません。

 これに対して当時の部員らは、07年5月24日の練習に際して三木教諭から
指示された内容について、
「当時は『顧問の指示に従うのは当たり前』と思っていたが、3時間もの練習の間、
休憩は一切なく、水分補給についてもほとんどできないため、練習終盤は足元が
ふらついていた。いまにして思えば、たいへん過酷な内容だった」
と証言し、意見書を大阪高裁に提出しました。
 弁護団は、
「複数の医師から『熱中症が原因と判断することが妥当』との意見書を提出して
もらった」ことを明らかにしたうえで、
「運動部活動においては『がんばること』が唯一の正義だ。これが同調圧力の
高まりを招き、ひいては体罰容認体質につながる。スポーツ指導の実態を裁判所に
知らしめる必要がある」
と述べました。

 またある大学教授は
「テスト期間明けで11日ぶりの練習だったこと、暑さに馴化しきれていない時期で
あることを勘案すれば、あまりにも過酷なものと言わざるを得ないし、三木教諭が
熱中症について予見することは十分に可能だった」
とする意見書を大阪高裁に提出しました。

 弁護団は9月5日、三木教諭らの証人尋問を大阪高裁に申請しました。
 10月24日15時00分から大阪高裁74号法廷で行われる次回口頭弁論で、
裁判所は証人尋問を行うかどうか判断する予定です。

 リサさんの母親は陳述を
「学校管理下で同じような事故事件が多発しています。起きた事故をなかったことに
しても、同様の事故がまた起こります。事故発生の原因を究明し、有効な再発防止策を
作成し、同じような事故が二度と起きませんよう、被害家族として切に願うものです」
という一文をもって締めくくりました。
 石原氏、三木教諭、そして兵庫県は、この切実な声を聞いても、それでも知らないと
言い続けるのでしょうか。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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