兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

筋金入りの隠蔽体質@神戸市(その23)

[ 2014/09/22 08:17 ]
 2005年度、神戸市立小学校で5年生(当時)男子に対するいじめ恐喝事件が
発生しながら、神戸市教育委員会が「いじめの有無は断定できない」としている
ことについて。
 「全国学校事故・事件を語る会」の西尾裕美さんが14年9月19日、神戸市会
文教こども委員会に7度目の陳情を行いましたが、今回も審査打ち切りという
結果になりました。

 同市教委の竹下正明指導部長は、断定できない理由として
「事件発覚直後、加害児童らと被害児童の保護者双方から『調べてくれるな』との
申し入れがあったため、十分な調査ができなかったことが原因」
だと述べました。
 また06年2月には当該校の片寄八朗校長(同)が、いじめおよび恐喝事案が
発生したとして、それぞれの発生件数と関与した児童の人数を記載した公文書を
神戸市教委に提出していますが、竹下氏はこれを「途中経過の報告」だと主張
しました。

 この日、被害児童の父親は傍聴席で竹下氏の答弁を直接聞き
「『しっかりと調査してほしい』と要望したことはあるが、『調べてくれるな』などと
発言したことはないし、するわけがない」
と言い切り、神戸市教委が「いじめの有無は断定できない」としていることについても
「わたしは市教委の判断に異議を唱えているわけではない。『途中経過の報告』
であれ公文書は存在するし、複数の加害児童が自らの非を認め謝罪しているが、
それでもなお『断定できない』と繰り返し主張している根拠を教えてほしい、と要望
しているだけだ」
と憤懣やるかたない様子で語りました。

 大阪高裁は09年、いじめ恐喝を事実として認定する判決を言い渡し、これが
確定しています。
 これに対し雪村新之助教育長は、「個人的な感想を申し述べることは差し控える」
として論評しませんでした。
 委員からは「判決は市教委の主張より信ずるに足るもの」との意見も出ましたが、
採決にあたっては「市教委は被害者と保護者には誠意をもって対応し、丁寧に説明
してきたと言っている。その説明を了とする(原文ママ)」として審査打ち切りと
決しました。
 なお05年度に神戸市教委指導課長を務め、片寄氏から直接報告を受けていた
森本純夫教育委員長は、この日の委員会でついに一言も発することはありませんでした。

 傍聴していた市民からは
「市教委が誠意をもって対応し丁寧に説明していたのなら、陳情などする必要はない。
市会議員は市教委の一方的な説明を鵜呑みにしているだけで、職責を果たしていない」
と批判する声があがっていました。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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