兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

組体操の危険性について

[ 2014/09/19 23:26 ]
 内田良・名古屋大大学院准教授が、組体操の危険性について告発した
リポートが話題になっています。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/ryouchida/20140916-00039130/

 上記リポートで内田氏が言及している兵庫県伊丹市立天王寺川中学校に
ついて、同校の事情を知る人は内田氏のリポートを読み
「これは放置できないと思って教頭に面会したが、『(指導にあたっている)
吉野先生は組体操のエキスパートなので、安全には十分配慮をしているので
大丈夫です』というそっけない答えだった。しかし、生徒にどれほどの負荷が
かかるか、という内田先生の記事のことは知っておらず、これを読んで
驚いていた。知ったうえでないと安全に配慮しているとはいえない」
とし、
「同校の環境では、生徒は本音ではやりたくないと思っていても言い出せない
のではないか。保護者からは『骨折した生徒もいて、うちの子はとても嫌がって
いる』と聞いている」
と証言しています。

 テレビ東京が2012年9月25日に放映した「ありえへん∞世界」は

ありえへん人間ピラミッド~中学生の汗と涙の奮闘記~

11段を達成するために練習を続ける市立天王寺川中学校の生徒たちだったが、
その思いとは裏腹に練習は失敗が続いた。この様子を見た吉野義郎先生は、
本番前日、11段を諦めることを決断。しかし諦めきれなかった生徒たちは、
先生たちに直談判をしに行き、3回だけ11段の練習をする許可を得た。気持ちを
新たにして再び練習を始めた生徒たちだったが、そのさなか、支え役の生徒が
足を骨折してしまう。このため、生徒たちは本番は10段に挑戦することになった。
http://datazoo.jp/w/%E4%BC%8A%E4%B8%B9%E5%B8%82%E7%AB%8B%E5%A4%A9%E7%8E%8B%E5%AF%BA%E5%B7%9D%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1/12086343

という内容でした。

 12年にはテレビの取材中に骨折事故が発生したことが明らかになっていますし、
今年も生徒が骨折する事故が発生している、との情報が寄せられています。
 しかし吉野教諭はじめ同校教職員は、これらの事故から何らかの教訓を得た
とは思えず、教訓を得ようとしているようにも見えません。
 生徒たちは天王寺川中と吉野教諭の名声を高めるための道具ではありません。

 龍野高でも、リサさんの事故が発生する8カ月前の06年9月、体育祭で行う
組体操の練習中、上部の生徒が落下し重傷を負う事故が発生しました。
 その際、石原元秀校長(当時、現・岡山白陵中高校長、兵庫県上郡町教育委員)は
体育教師を校長室に呼びながら、事故の調査も改善策も指示せず
「今日は組体操の練習するなよ。練習して、また事故が起きたらオレの名前が
新聞に載るやろ」
と怒鳴りつけるだけで、体育教師をあきれさせたということです。

 内田氏は
「市民が直接学校に問題を訴えたにもかかわらず、これに反応しない学校側の
リスク管理の鈍さは一級品だ」とし、
「『吉野先生は組体操のエキスパートなので』との回答は容認できるものではない。
 そもそも1人の生徒に200㎏もの負荷がかかり、7mの高さにまで達する
組体操で、『安全配慮ができている』などという説明が成り立つはずがない」
と批判しています。
スポンサーサイト
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

最新トラックバック