兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

子ども安全学会、第1回大会を開催

[ 2014/09/09 12:11 ]
 共同通信は2014年9月7日付で

 愛媛県西条市で12年7月、幼稚園のお泊まり保育中に川遊びで流され死亡した
吉川慎之介ちゃん(当時5)の両親らが、教育現場での安全をテーマに研究し、
情報発信を目指すグループ「子ども安全学会」を発足させ、第1回大会を7日、
東京都内で開いた。
 弁護士や教育関係者ら約30人が参加。慎之介ちゃんの母、優子さんが
「子供の安全について学ぶための意義ある一歩を踏み出せた。一遺族、一保護者
として皆さんと一緒に取り組んでいきたい」とあいさつした。
 講演した名古屋大大学院の内田良准教授は、柔道の部活や授業中に起きた
死亡事故のデータを集めた結果、大多数の死因が頭部外傷と判明し、対応策に
生かせたと紹介。「再発防止のためには事実究明が必要で、全国で共有される
べきだ」と主張した。
 事故は西条市中奥の加茂川で発生。増水した川に流された慎之介ちゃんが死亡し、
別の園児2人もけがをした。

という記事を配信しました。

 この会合で講演した小佐井良太・愛媛大准教授は、事故・事件の被害者が
求めるものとして
1)真相究明と知る権利の保障
2)責任所在の明確化と責任者による謝罪
3)再発防止に向けた取り組みの実施
4)被害内容に応じた適切な賠償ないし補償
の4点をあげ、
「しかし、これらのニーズが満たされることはきわめてまれだ。その背景には
組織の体面を優先し、子どもの安全に対して誠実さを欠いている現実がある」
と述べました。 
 そのうえで、
「事態の沈静化を最優先とする教育組織の閉鎖性が、子どもたちの安全という
観点からは不十分な対応につながりがちだ」
と指摘しました。

 小佐井氏の指摘は、龍野高および兵庫県の対応と一致するものです。
 事実を隠蔽し、重大事故を「なかったこと」にしようとする姿勢は
不誠実きわまりないと言わざるを得ません。
 リサさんの母親は14年9月5日、大阪高裁で行われた控訴審第1回
口頭弁論で陳述し、
「事故発生の原因を究明し、有効な再発防止策を作成し、同じような事故が
二度と起きないよう、被害家族として切に願うものです」
と述べました。
 この切実な声に耳を貸そうとしないのは、被害者と家族に対する加害行為です。
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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