兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

ともに闘う仲間について(その1)

[ 2010/09/12 11:26 ]
 9月3日、大阪地裁で学校法人関西金光学園、全日本柔道連盟などを相手取った
損害賠償請求訴訟の第1回口頭弁論が行われました。
 原告は、リサ母が「全国遷延性意識障害者・家族の会」に参加した際に知り合った
大阪府在住のご夫妻です。

 長男、ケイタくんは高1だった07年7月28日、柔道連盟が主催した昇段試験に
参加した際、急性硬膜下血腫を発症しました。
 現在も遷延性意識障害、つまり意識が戻らないままの状態が続いています。
 手術を担当した脳神経外科医が、
「大きな交通事故に遭ったのと同じような脳の損傷がみられた」
というほどの重篤な傷害でしたが、若くて、しかも柔道で鍛えた体力があったことから、
幸い一命は取り留めました。

 柔道連盟関係者は多数、現場に立ち会っていたにもかかわらず、しかも硬膜下血腫を
発症したケイタくんが激しい痛みを訴えていたにもかかわらず、119番通報すら
しませんでした。
 結果として初期対応まで時間がかかり、ケイタくんには重篤な後遺障害が残りました。
 現在は、ご両親をはじめとするご家族が、ご自宅で24時間・365日の介護を余儀
なくされています。
 ケイタくんは170cm・70kg。
 オリンピック3連覇を果たした野村忠宏選手を目標に練習に励み、中学生時代には
大阪府大会で3位に入賞するほどの実力を備えていました。
 そして「将来は教員になって、柔道の指導者にもなりたい」と夢を語っていました。
 しかし、残念ながらその夢が実現する可能性は限りなくゼロに近い、のが現実です。

 ケイタくんのご両親もリサさんのご両親と同様に、真相究明と責任の明確化、そして
具体的な再発防止策の策定を求めて提訴しました。
 大阪地裁809号法廷は傍聴席が35席ありましたが、とても足りませんでした。
 報告集会には50人以上の方が参加していました。
 ケイタくん一家には心強いサポートになったと思われます。
 第2回口頭弁論は12月3日。
 その後の審理は11年1月21日、3月4日、4月15日に、いずれも13時15分
から大阪地裁で行われます。
 今後も長い闘いが続くものと予想されますが、皆さまのご理解とご支援のほど、
何卒よろしくお願いいたします。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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