兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

秦荘中柔道部事件の遺族、最高裁に署名を提出

[ 2014/08/05 12:25 ]
 共同通信は2014年8月4日付で

 滋賀県愛荘町で2009年、柔道部の練習中に倒れ死亡した町立秦荘中1年の
村川康嗣君=当時(12)=の遺族が、元柔道部顧問の男性に損害賠償を求めた
訴訟で、弁護団が4日、上告審での適切な審理を求める約4千人分の署名を
最高裁に提出した。
 訴訟では、一審大津地裁が従来の判例を踏まえ「公務員の過失による損害は
公共団体に賠償責任がある」と判断し、町にのみ約3700万円の支払いを命じた。
原告側は元顧問について控訴したが、二審大阪高裁も同様に退け、上告した。
 一、二審判決によると、村川君は09年7月、元顧問との乱取り後に意識を失い、
約1カ月後に急性硬膜下血腫で死亡した。

という記事を配信しました。

 大津地裁も大阪高裁も、「国家賠償法の規定にしたがって、元顧問は個人として
賠償責任を負わない」と判断しています。
 これに対し、村川くんの母・弘美さんと弁護団は記者会見で
「国賠法には公務員個人の責任を免責するとの明文規定はない。にもかかわらず
最高裁は免責すると判断しているが、その理由について説明したことはない」とし、
「検察官が『リンチ』とまで表現した指導法が、『公務の執行』といえるのか?
大津地裁も大阪高裁も説明していない。最高裁には、この素朴な疑問に答えてほしい」
と訴えました。

 大津地裁判決は元顧問が不適切な指導を行ったとし、その過失責任を認めて
いますが、賠償責任についてはうやむやにしています。
 弘美さんは
「安全であるべき部活動の場で、指導の名を借りた暴力がはびこっている。こうした
異常行動が許されるのか?を問うている」としたうえで、
「不適格な指導者を排除することで、事故・事件の撲滅につなげたいと願っている」
と力説しました。

 なお全日本柔道連盟は、14年7月30日に開催した全国柔道事故被害者の会
(村川義弘会長)との協議会について、ホームページで報告しています。
http://www.judo.or.jp/p/33622

 全柔連は「事故ゼロ」の実現に向けて全力を尽くすと表明しています。
 これは弘美さんの訴えと軌を一にするものです。
 最高裁が弘美さんの問いかけに真摯に答えることを、切に希望します。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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