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兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

大津地検、柔道事故で元顧問を再度不起訴処分

[ 2014/07/08 11:02 ]
 2014年7月5日付京都新聞は

 09年に滋賀県愛荘町の秦荘中で柔道部員の村川康嗣君=当時(12)=が
死亡した部活中の事故で、傷害致死容疑で書類送検され不起訴となり、
大津検察審査会が業務上過失致死罪で「起訴相当」の議決を出した柔道部
元顧問の男性(31)について、大津地検は4日、再び不起訴にした。
 地検は処分理由について、「元顧問は指導者として、村川君の体力や技術面に
配慮して乱取りの本数を減らすなどの注意義務に違反した余地がある」としたが、
「死亡との因果関係は認められない」としている。
 今後、同審査会があらためて審査する。「起訴議決」になると、検察審査会法に
基づき元顧問は強制起訴される。
 同地検は昨年7月に元顧問を不起訴にした。遺族の申し立てを受けた同審査会が
3月、業務上過失致死罪での起訴が相当と議決したため、地検が再捜査していた。

と報じました。

 これについて、康嗣くんの伯父で「全国柔道事故被害者の会」の村川義弘会長は
14年7月7日付で

 長野の柔道事故裁判での有罪確定の後であり、検察のあり方が問われる一つの
事案であったと思いますが、不起訴となりまことに遺憾です。
 リンチ、暴行に等しい行為を行っても、部活動中であるなら刑事罰を問われない
という判断は社会的にも到底受け入れられるものではないと考えます。
 検察審査会によって、起訴議決が出される事を期待しております。

という声明を発表しました。

 康嗣くんは1年生で初心者でしたが、事故当日は上級生と元顧問を相手に26本
連続の乱取りを強要されました。
 母親の弘美さんは、
「検察官には『10本目以降はリンチだ』と言われました。にもかかわらず大津地検が
再度不起訴としたことは理解できません」と述べ、
「学校を信じて、先生を信じて柔道部に入部して、しごきを受けて死亡した息子の命に
真摯に向き合うどころか、指導者を擁護するようなこじつけた判断に胸がつまります」
と心情を吐露しています。

 損害賠償請求訴訟では、大津地裁は元顧問の過失責任を認め、愛荘町に賠償を
命じる判決を言い渡し、確定しました。
 しかし元顧問個人に対する賠償請求は、「公務員個人は被害者に対して民事責任を
負わない」とする国家賠償法の規定に基づき棄却し、大阪高裁も同様の判断を示しました。
 弘美さんは、こうした判断には納得できないとして最高裁に上告しています。
 この問題について、7月27日(日)13時30分から文京区民センター
(東京都文京区本郷4-5-14)で、シンポジウム
「愛荘町立秦荘中学校柔道部事件~最高裁への挑戦~『公務員の民事不問責』の
不合理を糾す!~最高裁判所の国家賠償法の解釈についての問題点~」
が行われます。
 詳細は「滋賀県愛荘町立秦荘中学校柔道部事件」
http://judojiko.blog58.fc2.com/
および
http://goo.gl/QaLpqf
をご参照ください。
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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