兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

松本市柔道事故刑事裁判、4月30日に判決

[ 2014/04/05 09:00 ]
 2014年3月20日付読売新聞長野版は

 松本市の柔道教室で2008年5月、小学6年生だった沢田武蔵さんが
指導者に投げ技をかけられ大けがを負った事故で、長野地裁は19日、
業務上過失傷害罪で強制起訴された元指導者小島武鎮(たけしげ)被告
(求刑・禁錮1年6月)の判決公判を、4月30日午後2時半から開くと
発表した。
 公判では、事故の予見可能性の有無が最大の争点となっており、弁護側は
事故を予測することはできなかったとして無罪を主張している。
 検察官役の指定弁護士は公判で、小島被告が持つ柔道整復師の受験
教科には外科学があり、頭部が激しく揺さぶられると、直接衝撃がなくても
脳に損傷が起こる可能性があることが教科書に記載されている点などを挙げ、
小島被告は十分に事故を予測できたと指摘。
 弁護側はこれに対し、外科学の教科書には脳に関する記載がわずかしか
なく、柔道整復師にとって脳外科学はほとんど専門外だったと反論。
「頭をぶつけずに急性硬膜下血腫を引き起こすことは予測できなかった」
と主張している。

と伝えました。

 被告弁護人は「柔道において体格差はさして問題にならない。指導者には、
そうしたことに配慮して指導する義務はない」と主張していました。
 これはスポーツ指導にあるまじき暴論であり、予見可能性について議論する
以前の問題です。

 そして13年11月27日の第5回公判に証人として出廷した正木照夫氏
(元・全日本柔道連盟総務副委員長)が
「技量や体格に劣る相手を指導する際は、力を加減してゆっくり投げる配慮が
必要で、柔道指導者の間では常識」
「指導者は安全配慮義務を負っている。けがをしない、させないことが正しい
柔道だ」
と繰り返し強調したことに鑑みれば、小島被告の指導者としての資質には
大いに疑問がある、と言わざるを得ません。
 スポーツ事故根絶に向けて、長野地裁が情理を尽くした判決を言い渡す
ことを期待してやみません。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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