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兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

保護者の知る権利について(その47)

[ 2014/03/26 08:50 ]
 2014年3月24日付河北新報は

 東日本大震災で児童と教職員計84人が死亡・行方不明になった宮城県石巻市
大川小の津波災害で、児童遺族と市教委の話し合いが23日、市内であった。
 第三者による事故検証委員会の最終報告を受け遺族は責任問題などを
ただしたが、市教委は19家族が市と宮城県に損害賠償を求めた訴訟への影響を
理由に回答を拒否。今後、公開での話し合いはしない方針も示した。
 遺族は約30人、市側は亀山紘市長と境直彦教育長らが出席した。(中略)
 「山に逃げたがっていた子どもたちが逃げられなかったことをどう考えるか」
 「最終報告にある『結果責任』をどう受け止めるのか」といった質問に、
市教委は「訴訟に関わる発言は控える」と繰り返した。(中略)
 6年だった次女を亡くした佐藤敏郎さんは「市教委のあまりにも血の通わない
説明にがくぜんとした。検証委の調査中は『検証に影響する』と言い、今度は
訴訟を理由に話し合いを避ける。訴訟にかかわらず、子どもの命を守るために
必要なことは話し合わなくてはならないはずだ」と憤った。

と伝えました。

 学校管理下で発生した事故に関して、遺族の一部が損害賠償請求訴訟を提訴した
ことと、学校設置者である石巻市が精緻に調査し、事故の全容を解明し原因を究明
することは別の問題で、混同してはならないことです。
 なぜなら、市民の身体生命の安全を守ることは市長にとって最優先で果たすべき
職責であり、そのためには佐藤さんのいうように
「子どもの命を守るために必要なことは話し合わなくてはならない」
からです

 NHK仙台放送局によると、石巻市教委は提訴を受けて
「一部のご遺族から提訴を受けたことについては、ご遺族のお気持ちとしては
やむをえないものと存じます。市としては、過去に経験したことのない大災害の中で
発生した事故であることを考慮しつつ、原告の主張も検討した上で、真摯に対応して
参ります」とするコメントを出しました。
 綸言汗のごとし。
 亀山市長は「真摯に対応」すべきです。

 なお14年3月25日付信濃毎日新聞「斜面」が

 裁判に訴えても、やりきれない思いは拭えぬままだろう。東日本大震災の津波で
犠牲になった人々の遺族が、管理者側に損害賠償を求めた裁判である。3件目の
判決は、亡くなった園児の遺族の請求を退けた(中略)
 遺族によれば、町の対応は誠意を欠いた。説明会に保育所長や保育士が顔を見せ
なくなる。保育所のラジオは電池が切れて使えず、防災無線も聞こえなかった―の
説明にも納得がいくまい。「裁判なんて本当はやりたくない。線香を上げて謝って
ほしかった」。園児の父親の言葉である。

と書いていることを付言しておきます。
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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