兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

第三者機関のあり方について(その26)

[ 2014/03/20 09:02 ]
 2014年3月12日付京都新聞は

 京都市左京区の養徳小のプールで12年7月、1年の浅田羽菜さんが溺れて死亡した
事故で、学校のずさんな安全管理が事故を招いたとして、両親が市などに約8100万円
の損害賠償を求めた訴訟の判決が11日、京都地裁であった。橋詰均裁判長は
約2970万円の支払いを命じた。(中略)
 市教育委員会による検証では死亡に至る経緯の特定には至らず、13年7月に設置
された第三者調査委員会が事実関係の究明を進めている。(中略)
 判決は、児童の証言を基に「ビート板の下に潜り込んでしまい呼吸できなかった」と
推認し、担当教諭について「誰ひとりとして全体の様子を監視していなかった」と
監視義務を怠った過失を認めた。(後略)

と報じました。

 第三者委につきましては
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201307-2.html
をご参照ください。

 京都市教委は、学校管理下で発生した事故について検証したものの原因究明には
至らなかったため、第三者委が事実関係の究明を進めています。
 そして浅田羽菜さんの両親が京都地裁に提訴したのは12年11月9日、第三者委の
設置は提訴から8カ月後の13年7月22日です。
 すなわち京都市は、「係争中であることと事故発生に至る機序を解明することは、
それぞれ別の問題であって混同すべきではない」との立場で事故原因を究明しようと
しています。

 一方、群馬県桐生市立新里東小6年生だった上村明子さんが10年10月23日に
自殺した問題で、前橋地裁(原道子裁判長)が14年3月14日、いじめと自殺の因果関係を
認め、校長や担任教諭ら学校側の責任を指摘し市と県に計450万円の支払いを命じる
判決を言い渡しました。
 これについて14年3月15日付産経新聞群馬版は

 今回の自殺問題をめぐっては、市の第三者調査委員会が「いじめが唯一の原因で自殺した
とは判断できない」と結論づけたが、判決では「重要な資料を踏まえず、必要な補足調査も
行われておらず、適正な調査が行われたとはいえない」として、委員会の調査に疑問を
投げかけた。(中略)
 いじめ問題解決に取り組むNPO法人「ジェントルハートプロジェクト」(川崎市)の
武田さち子さんは「暴力を伴わない、いじめと自殺の因果関係を認めた判決はこれまで
なかった。第三者調査委員会の判断の甘さまで踏み込んでおり、画期的な判決といえる」
と話している。

と報じています。

 わたしは14年3月15日、桐生市に
「再調査し、調査報告書の記載内容について訂正する考えはないのか」
と問い合わせるメールを送りました。
 回答があり次第、ご報告いたします。

(この項、つづく)
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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