兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

龍野高校の体質について(その3)

[ 2010/05/16 23:03 ]
 スポーツは体力増強につながり、ルールを順守し、
審判の判定に従うことで社会性を涵養し、チームメイトや
他校の部員との交流によって協調性を養う、など
多くのメリットがあります。
 しかし、すべてのスポーツは危険性を内包するものであり、
それぞれの競技種目が抱えるリスクについて、部員たちに
しっかりと認識させる必要があります。
 実はこうした教育を実践している学校も、数多くあります。
 一例を挙げれば、早稲田大学高等学院ラグビー部。
 1990年代前半に在籍していたOBの証言によると、
練習や試合に際して、事故が発生したときの応急処置や、
熱中症予防に関する講習を受けなければ、夏合宿への参加が
許されなかった、というのです。
 繰り返しますが、早大学院は90年代前半には、すでにこうした
対策を行っていたのです。
 『早実vs.駒大苫小牧』(中村計・木村修一、朝日新書)という
本があります。
 そうです。
 あの斎藤佑樹くんと、田中将大くんが投げあった、
第88回全国高校野球選手権大会決勝を描いた本です。
 両校の指導者が部員の健康管理について、日頃からどれほど
こまかな配慮をしているか、生き生きと描かれています。
 ところが龍野高校において、こうした対策が講じられた形跡は
認められません。
 いかにも時代遅れというか、部員の安全に対する配慮が
決定的に欠けていることの証左ではないでしょうか。
 教師は、しょせんは生身の人間で、全知全能でも無謬でもありません。
 自分たちの限界を知り、足らざるところは補うという姿勢が
なければ、同じことを繰り返すことになりかねません。
 反省がないところに進歩はないのです。
 したがって龍野高校の体質は、なんとしても改善が必要だと
考えます。
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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