兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

剣太の会in埼玉

[ 2014/03/05 16:06 ]
 第21回剣太の会が2014年3月1日16時00分から約2時間にわたって
蓮田市図書館視聴覚室で行われ、60人を超える参加者がありました。
 開催に尽力した栗原麻里さんは、
「09年8月22日、大分県立竹田高校剣道部の練習中に工藤剣太さんが
顧問教諭(当時)に暴行を受け、熱中症による多臓器不全で亡くなっていたことを
約1年半前に知り、強い衝撃を受けた。心ない大人の手によって少年のいのちが
奪われたという事実に、広く関心をもってもらいたいと思い企画した。遺族の
悲しみと憤りを多くの皆さんに共有してほしい」と話しました。

 日野一男・実践女子短大教授は
「熱中症のリスクは公知の事実であり、その予防策は教師が熟知しておかなければ
ならないこと。知らなかったではすまされない」と指摘しました。
 そのうえで、国家賠償法第1条2項が国や自治体の求償権について規定して
いながら一度も行使されたことがないとし、
「法律の規定が空文化している。『裁判所が教師に重大な過失があったと認定しても、
公務員個人が賠償責任を負うことはない』という意識が蔓延し、無責任体質を生む
温床となっている。これを覆すには声をあげ続け、世論を喚起することが必要だ」
と述べました。

 「指導死」親の会の代表世話人・大貫隆志氏は
「剣太さんの死因は熱中症による多臓器不全だが、なぜそうした事態が起こったのか
といえば顧問教諭の暴力に行きつく。部活動という密室で、教師対生徒という固定化
された関係性が暴力のエスカレートを招いた。教師の指導の実態を録画録音する
可視化のプロセスが求められる」としたうえで、
「顧問教諭は前任校でも生徒に暴行を加え重傷を負わせている。保護者は校長に
抗議し、大分県教育委員会にも是正を申し入れたが、具体的に策を講じることもなく
竹田高に異動させることでお茶をにごしたにすぎない。県教委も共犯関係にある」
と批判しました。

 剣太さんの父・英士さんは、
「運動部活動が勝利至上主義にとらわれ、保護者もこれを容認していることが教師の
暴力を助長している。自分もその一人だったことを深く反省している」としたうえで、
「張本人に罪を償わせることができないのは一番残念なこと」と心情を吐露しました。

 奈美さんは14年1月8日、大分地検が顧問教諭と、現場にいて一部始終を目撃して
いながら暴行を制止することもなく、ただ傍観していたにすぎない副顧問教諭(同)を
「嫌疑不十分」として再度不起訴処分とした際、英士さんが
「検察が子どもたちを守ろうとしないのなら、『剣太の会』が全国の子どもたちを守る」
と発言したことを明らかにしたうえで、
「わたしたちはどこへでも出向いてお話する。できることは十分にやろうと思っている」
と、その思いを伝えました。

 次回剣太の会は4月19日(土)13時30分から京都精華大学清風館C-201
(〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137 ☎075-702-5131)で開催されます。
 資料代500円。
 お問い合わせは「剣太の会」事務局 m-kodera@oct-net.ne.jp まで。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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