兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

兵庫県知事に事故調査委の設置を求めます!

[ 2014/02/26 06:40 ]
 2014年2月22日付神戸新聞は

 兵庫県教育委員会は2014年度、県立学校などで発生した重大ないじめ問題
について、学校などが設置した第三者委員会の調査が不十分な場合、知事の
判断で再調査する制度を設ける。これまで県教委だけにとどまっていた調査が
知事部局との二段構えになる。
 県教委は14年度、いじめ対策審議会を設置。弁護士や臨床心理士ら5人程度の
メンバーがいじめ防止策などについて意見する一方、生徒が自殺するなど重大
事案で学校などの三者委調査が不十分だった場合、知事部局が別の専門家を選び
再調査する。
 昨年9月施行のいじめ防止対策推進法は、首長は教委や学校が設置した組織の
調査結果について再調査できると規定している。
 大津市の中2男子自殺では、学校や市教委の調査が不十分だとして、市が設置
した三者委が調査し、いじめを自殺の直接的要因と認定。
 兵庫県内では、川西市の県立高校の男子生徒が自殺した事案について、学校などが
置いた三者委が調査したが、両親は「遺族の意をくんでくれない。学校擁護委員会」
と批判した。全国ではほかにも、教委側の調査に不信を募らせるケースがある。
 新しい制度では県立学校と、県教委の管轄外の私立学校も再調査の対象になる。

と報じました。

 07年5月24日、龍野高女子テニス部の練習中にリサさんが倒れ、心肺一時停止
による低酸素脳症を発症し、遷延性意識障害という重篤な後遺障害が残るに至った
事故について、石原元秀校長(当時、現・岡山白陵中高校長、兵庫県上郡町教育委員)
は調査しませんでした。
 わたしたちは石原氏の対応は不適切と判断し、井戸敏三・兵庫県知事に対して
公正性・中立性・透明性を担保した第三者調査委を設置し、全容を解明するよう
2度にわたって申し入れましたが、井戸知事はいずれも拒否しました。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201212-6.html
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201307-9.html

 全国学校事故・事件を語る会(代表世話人、内海千春氏・宮脇勝哉氏)は
12年6月3日に開催したシンポジウムで、「学校スポーツ事故被害者の願いを
実現するために」というアピール文を採択し
「スポーツ事故は発生を未然に防止できたもの」で、再発防止は
「不幸にして事故に遭遇した親たちの切なる願い」であり、
「医学をはじめ専門的な知見を駆使して、再発防止策を策定し、教育現場に
おいてその運用の徹底を図る」よう訴えています。

 スポーツ事故は、だれにも起こりうることです。
 いじめ問題もスポーツ事故も、学校管理下で発生した重大事案であることに
変わりはなく、被害に遭ったのが兵庫県民であることにも変わりありません。
 県立学校で発生した事故について精緻に調査し、原因を究明して保護者に
説明するとともに実効性ある再発防止策を策定し、その運用の徹底を図ることは
県民の身体生命の安全を守ることを第一義とする知事の果たすべき職責です。
 井戸知事には職責を果たすよう、あらためて強く求めます。
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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