兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

第三者機関のあり方について(その25)

[ 2014/02/11 10:04 ]
 2014年2月5日付読売新聞は

 愛知県立刈谷工業高校2年の山田恭平さんが2011年6月に自殺した
問題で、県の第三者委員会は4日、所属していた野球部で体罰を見聞きした
ことなどでうつ病が進行し、自殺に至ったとする最終報告書をまとめた。
 体罰を直接受けていないとして因果関係を十分調査しなかった学校側に
対しては、消極的な姿勢が遺族の反発や不信を招いたと批判した。
 第三者委は、県教育委員会が当初設置した調査委員会が委員名の公表や
弁護士の立ち会いを拒否したことなどから遺族側が反発し、大村秀章知事に
設置を求めた。
 報告書は「入り口で(遺族との)対立を助長し、調査が水泡に帰した」
と当時の県教委の対応も問題視した。(中略)

 第三者委は13年4月に発足し、約1年かけて学校関係者らから聴き取り
調査を行った。ただ、自殺からすでに約2年が経過しており、元同級生や
野球部員63人のうち聴き取りに応じたのは7人、アンケートには14人だけ。
「協力しない」との回答は19人に上った。
 このため、委員長の加藤幸雄日本福祉大名誉教授は4日、大村知事に
報告書を手渡した際、「聴取に応じない人も多数いた。早く調査を始めれば、
より真実に近いまとめができたのではないかと残念」と初動対応の重要性を
訴えた。(中略) 

 遺族側は今回の報告書の内容について「説明不足」と不満を募らせている。
 山田さんの母・優美子さんは4日、読売新聞の取材に「うつ病は否定しないが
性格や成績など本人のことばかり書かれ、体罰など周りの要因について指摘が
不十分。我々の疑問に答えていない」と語った。県側に調査の継続を要望して
いるが、大村知事は「丁寧に調査してもらった」として応じない構えだ。

と報じました。


 野口善國弁護士(兵庫県弁護士会)は第三者委のスタンスについて
「被害者と家族は学校関係者によって人権を侵害され名誉を毀損されている。
 このことを念頭に置き、被害者の人権と名誉の回復を出発点にしなければ
ならない。被害者の救済を第一義とすべきだ」と主張していますが、
残念ながらこれが実現することはありませんでした。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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