兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

川西市いじめ自殺事件、裁判始まる

[ 2014/02/08 08:56 ]
 2014年2月7日付神戸新聞は

 川西市で2012年9月、兵庫県立高校2年の男子生徒が自殺したのは
同級生によるいじめが原因として、生徒の両親が同級生と当時の学校長、
担任教諭ら計6人と県に対し、総額8858万円の損害賠償を求めた訴訟の
第1回口頭弁論が6日、神戸地裁であり、母親が「息子は学校と加害少年
3人に自殺させられた」と陳述し、真相究明を求めた。
 息子の死後、学校長から「不慮の事故」で公表すると打診されたが、
そのことを口止めされたといい、「保身ばかりを考え、遺族の気持ちに
寄り添ってくれなかった」と学校の対応を批判した。
 さらに、いじめていたとされる同級生やその母親らが「虫のこと何て話した?」
「先生が来た時、『反省してます』といえば印象がいいかも」などのメールを
していたことも明かし、「息子は死んでからも虫呼ばわりされていた。
反省の心が全く伝わってこない」と憤った。
 最後に裁判長に向かって「いじめられて自殺する子どもは弱い子なのでしょうか。
息子が命を捨ててまで訴えたかったことをどうか教えてください」
と涙ながらに訴えた。
 一方、県側は「いじめは自殺と結びつくほど悪質で重大なものとはいえず、
因果関係がない」と主張。同級生や学校長らも請求棄却を求めた。
 訴状によると、男子生徒は同級生から「虫を食べろ」と強要されるなどの
いじめを受けていた。同級生3人については神戸家裁が昨年12月、保護観察
処分を決定した。

と報じました。

 当時の校長や担任教諭らは、「国家賠償法に基づく損害賠償請求訴訟であり、
公務員個人は賠償責任を負わない」として請求棄却を求めています。
 これについて鈴木知幸・順天堂大客員教授は、
「国家賠償法第1条2項は国や自治体の求償権について規定している。
 教委は教師の集団であるから温情が働き、生ぬるい対応に終始しやすい。
 求償権の適用範囲を広げることで抑止効果を図るべきだ」と指摘しています。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201312-5.html

 生徒の父親は記者会見で、
「兵庫県が設置した第三者委員会の調査はずさんで、加害生徒の氏名をまちがえて
記載しているなど、報告書は誤りだらけ。川西市子どもの人権オンブズパーソンの
報告書と第三者委の報告書の当否についても問いたい」とし、
「担任や校長をはじめとする学校関係者と県教委の事後対応における問題点を、
審理の過程でただしていきたい」と述べました。

 川西市の第三者機関「子どもの人権オンブズパーソン」は13年3月28日付で、
いじめ行為が直接自殺に結びついたとまで判断できないとしながらも、
「一方的ないじめを受け続けた状況や、学校での人間関係が自殺の原因となった
可能性は極めて高い」と結論づける報告書を発表しています。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201304-9.html

 一方、兵庫県教委が設置した第三者委の報告書につきましては
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201306-8.html
および
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201307-7.html
をご参照ください。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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