兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

第三者機関のあり方について(その24)

[ 2014/02/07 08:05 ]
 2014年2月3日付毎日新聞長崎版は

 いじめに遭った長崎市立小6年の女児が自宅で自殺を図りその後死亡した
問題で、市教委の調査結果を検証する外部専門家委は2日、女児の母から
当時の生活状況や友人関係などを聞き取った。
 委員長の赤崎真弓・長崎大教授は記者団にいじめと自殺の因果関係を不明と
している市教委の調査結果について「納得しているという感じは受けなかった」
と感想を述べた。
 一方、遺族が求める真相究明には「我々の立場として、できる状況ではない
のではないか」と否定的な見解を述べた。

と伝えています。

 この問題については13年10月28日付毎日新聞長崎版が

 いじめを受けていた長崎市の小6女児が7月に自殺を図り、その後死亡した
問題で、同市教委の調査結果を検証する外部専門家委員会が27日、初会合を
開き、市教委から事案の内容について説明を受けた。「いじめと自殺の因果
関係は不明」とした市教委の調査結果を今後検証する。
 専門家委は弁護士、いじめ問題に詳しい教育評論家ら5人で構成。長崎大
教育学部の赤崎真弓教授が委員長に選ばれた。
 会議の冒頭、馬場豊子・市教育長は「事案を二度と繰り返さないために、
どうすればいいか意見をいただきたい」とあいさつ。以降は非公開だった。
 終了後に記者会見した赤崎委員長らによると、事案の説明後、遺族の思いなどに
ついて質問が出され、市教委は「(遺族は)『真実を知りたい』と考えている」
などと答えたという。
 次回(11月下旬予定)に向け、学級日誌など当時の状況が分かる資料を提出
するよう要望があった。赤崎委員長は「できるだけ公正・公平、中立的な立場で
精査・検証することで、命がなくなることの重大さを伝えられ、再発防止に努めて
いければいい」と話した。

と報じ、そして13年12月28日付毎日新聞長崎版が

 いじめに遭った長崎市の小6女児が自宅で自殺を図り、その後死亡した問題で、
同市教委の調査結果を検証する外部専門家委の第3回会合が27日、同市役所で
あった。委員長の赤崎真弓・長崎大教授は記者団に「納得いくまで時間をかけたい」
として、今年度内の結果のとりまとめは難しいとの見方を示した。
 会議は非公開。赤崎委員長によると、事実確認が主だった過去2回の委員会を
踏まえ、本格的な検証に入った。市教委からは、職員会議録の提出なども受け、
関係者の発言などを整理したという。次回以降の会合では、遺族からの聞き取り
なども検討する。

と伝えていたことを勘案すれば、専門家委のスタンスに変化があった、具体的には
全容解明に向けた意欲が時間の経過とともに減衰している、との印象を受けます。

 住友剛・京都精華大准教授は、この記事に関して
「真相究明は無理と決めつける以前に、関係者に調査への協力を呼びかけたり
説得したりする努力が必要だ」と述べたうえで
「検証委の多くの事例で、なぜ専門家と呼ばれる人たちが、遺族と適切に
コミュニケーションしつつ、積極的に調査を行うことができなくなっていくのか?
 石巻市や橿原市をはじめ、各地の検証委のあり方を検証する必要があるのでは
ないか」と指摘しています。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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