兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

第三者機関のあり方について(その22)

[ 2014/01/15 21:07 ]
 「大津波の惨事『大川小学校』~揺らぐ“真実”」第33回は、
事故検証委員会(委員長・室崎益輝関西学院大教授)の機能不全と、
事務局を務める首藤由紀・社会安全研究所代表取締役の不可解な動き
についてリポートしています。
http://diamond.jp/articles/-/47045

 住友剛・京都精華大准教授は、第三者委が行う事故調査について
「事態の沈静化を図るためではなく、生徒・教師・学校が再出発する
ための枠組みをつくるものでなくてはいけない」と指摘しています。
 しかし大川小の遺族から
「石巻市教委の不誠実な対応は二次被害、検証委の対応は三次被害だ」
という声があがっていることに鑑みれば、住友氏の指摘に沿うかたちでの
検証が行われているとは到底言えません。

 一方、14年1月13日付毎日新聞奈良版は

 橿原市で昨年3月、市立中学1年の女子生徒(当時13歳)が自殺した
問題で、原因究明のための第三者委員会(委員長・出口治男弁護士)は
12日、中学で保護者説明会を開き、今月下旬以降に実施する生徒への
聞き取り調査に協力を求めた。
 委員会によると、保護者34人が参加。委員会の設立目的などを説明し、
調査への協力を依頼。保護者から今後の日程を問われ、委員は
「今月下旬か2月初めには聞き取り調査をしたい」と説明したという。
 次回は18日。調査の対象者や時期を検討する予定。

と伝えています。

 橿原市が設置した旧第三者委は、「原因調査が目的」ではなく、
「原因をでっちあげることが目的」でした。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201312-10.html
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201311-7.html

 そして校長には、当事者意識が決定的に欠けています。
http://ameblo.jp/tensinranmanrico/entry-11747343340.html

 こうしたなか、遺族は学校や市教委の動きを常時監視することを余儀なく
されます。
 すなわち学校や市教委は遺族が悲しみに向き合うことさえ許さない、のです。
 学校と橿原市教委の対応も「遺族に二次被害、三次被害を与えるもの」
と言わざるを得ません。

 もちろん
「学校管理下で行われていたテニス部の練習中に、なぜ娘が倒れたのか?
なにがあったのか、教えてほしい」という保護者の願いに耳を貸さないばかりか、
事実ではない風評を流布してリサさんと保護者の人権を侵害し、名誉を毀損して
おきながら、説明も謝罪も再発防止策の策定も拒否する龍野高と兵庫県もまた
二次被害、三次被害を与えています。
 むしろ兵庫県は、事故調査委の設置要請を二度にわたって拒否したことで
四次被害を与えた、と判断すべきでしょう。
 兵庫県は県民に対して、これほど苛烈な加害行為を行っているという
現実があります。
 神戸地裁(植屋伸一裁判長)が14年1月22日、情理を尽くした判決を
言い渡すことを切に望みます。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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