兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

保護者の知る権利について(その45)

[ 2014/01/15 15:08 ]
 2014年1月15日付京都新聞は

 大津市で2011年10月、いじめを受けていた中学2年の男子生徒が自殺した
問題で、学校が全生徒に行ったアンケート結果について部外秘を確約させられた
上、大半を黒塗りで開示されて精神的苦痛を受けたとして、遺族が市に対して
100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が14日、大津地裁であった。
 長谷部幸弥裁判長は市側の責任を認め、30万円の支払いを命じた。
 訴状では、男子生徒の父親がアンケート結果を受け取った際、学校から
「部外秘とする」と確約させられ、アンケートを基に同級生らに聞き取りができなく
なった。このため、あらためて情報公開請求したが、市教委は個人情報を理由に
大半を黒塗りで開示した。しかし、12年7月の市議会委員会の傍聴者には
黒塗りされていないアンケート結果が配布された。
 遺族側は「情報公開の手続きは必要なかった。(遺族への)黒塗りの開示は
市の個人情報保護条例に違反する」と訴えていた。
 市側は「適切な情報開示ができなかった。遺族の自殺の原因を知りたいという
心情を損なった」とし、賠償責任は争わず、金額は同地裁の判断に従うとしていた。
 大津市の越直美市長は「遺族にあらためておわびしたい」と述べ、控訴しないことを
表明した。富田眞教育長も「判決を真摯に受け止めている」と述べた。

と報じました。

 これについて「指導死」親の会の代表世話人・大貫隆志氏は、大津市が事実関係に
ついて争わず責任を認めたことを念頭に、
「学校の隠蔽工作は違法だとする判決が確定する。今後の訴訟にも生かせるものだ」
と評価しました。

 05年度に神戸市立小学校で発生した、いじめ恐喝事件被害児童(当時)の父親は、
「今回の判決は画期的なもの」と評価したうえで
「息子が在籍していた小学校の片寄八朗校長(同)は大津市立中と同様に、我々
両親にアンケート内容を口外しないよう強要した。これが違法なものだったと
いうことが明らかになった」と述べました。

 13年3月、いじめを苦に自殺した奈良県橿原市立中1年(同)女子生徒の母親は
「遺族は精神的苦痛の連続。娘の不在に苦痛を感じているのに、学校や市教委から
さらに苦痛を浴びせられている」とし、
「大津地裁は『親の知る権利』を阻害してはならないと、権利を認める判断を下した。
 この司法の判断を、全国の教育委員会と学校は重く受け止めるべき。
 いまだ苦痛を強いられている親たちの、後押しになることを祈ります」とコメント
しています。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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