兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

全国柔道事故被害者の会、シンポジウムを開催(その2)

[ 2013/12/25 08:01 ]
 酒井俊皓弁護士(愛知県弁護士会、日本スポーツ法学会理事)は、
「柔道事故には『初心者・急性硬膜下血腫・熱中症』がキーワードであることが
以前からわかっている。にもかかわらず同様の事故が繰り返されている。
 これは指導者が先例に学んでいないからだ。無知と無理が事故を招く。
 不幸にして被害に遭われた方の例を大切な教材として、失敗に学ぶべきだ」
と強調しました。

 鈴木知幸・順天堂大客員教授(日本スポーツ法学会監事)は、
「国家賠償法第1条2項は、国や自治体の求償権について規定しているが、
東京都は一度も行使したことがない。教委は教師の集団であるから温情が働き、
生ぬるい対応に終始しやすい。求償権の適用範囲を広げることで、教師の暴力に
対する抑止効果を図るべきだ」とし、
「教員志望の学生は、大学の教職課程で体系的に学ぶことが必要だ。
 教員免許状は、医師国家試験や司法試験と同様に全国統一試験を行い、
その結果にしたがって交付する国家資格とするべきだ」と制度改革に向けた
提案を行いました。

 溝口紀子・静岡文化芸術大准教授は、
「静岡県教育委員を拝命している。その職責を果たすために、事実の顕在化を
徹底するよう県教委事務局に指示した」と述べ、
「指導者は生徒と保護者に安心感を与え、安全な環境を整備する義務がある。
 教員には社会的責任がある。安全配慮義務を果たすべく、科学的な指導法と
最新の知見を身につけるための研修を義務化すべきだ」と強調しました。

 同会の村川義弘会長は、
「スポーツ指導において指導者が生徒に対し『体罰を加えた』というが、
その実態は、指導者が選手のパフォーマンスが低下していることにいらだっての
暴行にすぎない。これは指導力不足を立証するものであり、明らかに『虐待』だ。
 児童虐待には、しかるべき処罰があって当然だ」と指摘しました。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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